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世の中には、その存在や誕生に敬意を表したいほどの素敵なモノ・コトが溢れている。
でも、なかなか日の目を見ないというかもっともっと知ってもらえたらいいのになぁと思うモノコトが結構あるんだけれど、そんな一つを主観的に言わせてもらうと、それは先輩が作っている激ウマのドレッシング。
保育園のワークショップで参加者の方に試食を頂いたら、「うまー!」と大絶賛&オカワリ。
ただ、キャベツをざく切りにしたものをビニール袋に入れてドレッシングと一緒に和えただけなのに、箸が止まらない!
その味は幾重にも変化し、チャーミングな幸せ感を口一杯に広げてくれる。
これ、世に送り出したら大人気になる事間違いないと思うのだけれど、いかんせん商売っ気ない方だから、ちょっとやり方をきちんとして販売戦略立てようかなと。
きちんと、と言うのは、日の目を見た瞬間に食われるというか、骸にされちゃうような世の中じゃない?
例えば、街の再開発で大手スーパーが進出して、結果、街が駆逐されていくみたいなのってあるから、ただ、広めるってだけじゃなく、知る人ぞ知るという売り方の方がしっかりと根っこが張れるって思いもある。
それでも、こうして知ってる人が生み出したものが浸透していくのって嬉しいよな。
▲オススメされていた「湯を沸かすほどの熱い愛」を観てきた〜。
多くの方が言うように、配役が素晴らしいです。しかも、誰もが素晴らしかった。
ってのが大前提なんだけれど、これまた多くの方が言う通り、杉咲花さんを始めとした子役の演技力は鳥肌が立った。
いじめで登校したくないと逆らう母と子のやり取りは、「ルーム」や「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を思い返させる様な激しい感情のぶつけ合いだった。
映画で印象深かった一つに自転車のシーンがある。
冒頭、一人で自転車に乗る母親が娘を追い越す時に頭をポーンッとやる場面、そして、自転車を押しながら二人歩く場面、最後に二人乗りする場面。この映画で伝えたい事の一つを表現しているようで、それこそ銭湯のように温かい気持ちになれた。
「まだ6時!」
「ゲッ!もう10時!」
とこの4時間、何が起きたんだというアインシュタイン的時間を堪能。
食を愛する仲間と酉の市@浅草へ。
酉の市っていうと平日開催ってイメージだったけれど、祝日と重なって凄い人出。神社までのお参り行列は一体いつになったらお参りできるんだろうって位の長さ。
それにしても、商売繁盛を願う方、あちらこちらから聞こえてくる「よーーぉ!」と威勢良い声と手拍子が、この場にいるだけでも元気がもらえるようで気持ち良い。
とか言いつつも、、、
一陽来復で有名な早稲田の穴八幡と同様、縁起熊手も毎年向ける方向があって、さらに買った場所に持ってくるといった、ある意味、幸福のスパイラル手法があるようで、年数回の商売で成り立っているんだから、なかなかだよなぁとか不謹慎な事を思わずにいられない。
一通り雰囲気を堪能した後は、浅草の基地へ移動して宴会スタート。
まさに、勤労感謝な一日になった。
ほんと、一日居ても飽きない展覧会。
多くの人たちが、歴代ウォークマンの前で「これ持ってたー!」と懐かしそうに話している。AIBOの前ではどことなく物悲しそうな方、新たに生まれ変わる前に一時的に出来るSonyParkの模型の前では「どんなエリアにしてもらいたいか?」の質問に熱心にメモを書いている方々。
「Sonyは日本の誇り。私の人生はSonyと共にあった。75歳」
なんて書き込みもある。
どんな家庭にもSonyが最低でも1つはあって、誰もが知っていて、誰もがそのブランドに憧れたんだって事を思い返し、そして、その底力みたいなものを感じられるような展覧会。
SonyPark、ワクワクするなぁ。
新しいビルが出来るまでの、、、とか細かい背景や裏を見るような事なんかどうでも良くなっちゃう程、キュートでチャーミングなチャレンジだと僕は受け止めているんだけれど、モノでなく体験とか可視化出来ない事に価値がある時代だからこそ、こういう”挑戦(と受け止めている)”を続けてもらいたい。
▲後ろ髪引かれるような思いで友達から誘われた生産者と消費者をつなぐアプリイベント@三軒茶屋へ。
移動中、声はかけなかったけれど偶然知り合いに立て続けに会う。
ビジネスモデルという観点からの食アプリは沢山あるけれど、生産者が、生産する喜びと気力を、消費者が、その有難味を、それぞれ感じられるという視点がいいじゃんね。
ただ、これに「行動」ってワードが組み込まれるともっと面白いんじゃないかと思っていて、アイデア整理できたら友達とワイガヤしたいなぁ。
真牡蠣を食べに”わくい亭”。
「うわ、美味しい」
笑い声や、注文をやりとりする声、そんな美味い店を作り上げている様々な音がここBGMだと思う。いつ見てもピカピカの厨房、凛とした応対に、ゆるい感じのホールスタッフ。かれこれうん十年、変わらない景色がいつもある。
気分よく駅までの道を歩いていると、「湯」の文字。
飲酒後って事もあったので軽く流す程度だったけれど、気持ち良かったわ〜。と、入れ替わりにさっきお隣で飲んでいた方が入っていったので、わくい×銭湯はローカルルールといっても過言でない位のリラックスコースかもしれんw
時間も早いし、湯冷ましと酔い覚ましにそのまま散歩がてら隅田川を渡って中央区へ。
・・・東京ってほんとになんでもある街だな。
至るところに店があって、会社があって、人が集まっていて、車が走っていて、明るくて。
知人が何人か地方移住した事もあって、暮らしを考える昨今。
東京ってば欲しいものばかりがあって、浪費する環境があって、情報だらけで、そんなところに居たら、いつか抜け殻みたいになっちゃうんじゃないかと思う事があるんだよね。
ミニマリストだって自覚もないけれど、これだけ選択肢がたくさんあって”欲しいもの”が山積しているから、手に入らなければストレスを感じちゃう人も多いかもしれない。山ほど飲食店があって、しかも24時間やっていて、なんでも手に入るのに、すべてお金がかかる。だから、自分で作り出せばいいんだけれど、社会がそういう思考じゃない。
それは個人の問題だってのはその通りなんだけれど、行き過ぎた便利社会や利己主義の場って意心地悪い。
たまたまなのか、わくい亭に来ている方は誰も携帯を見ている方なんていなくて、きちんと会話したり、一人嬉しそうに黙々と料理を食べている方ばかりだった。面倒な情報はなく、BGMは会話で目や耳、そして感じるものはとてもシンプルなものばかり。
わくい亭は東京にあるけれどw、こういうシンプルな環境ってとても気持ちがいい。
とか考えつつ、旨そうなレストランを次回行くぞリストに記録している自分は何なんだかな。
三越もいけれど、こちら高島屋も味があるよね。
隣には最新技術を盛り込んだ新たなビルが出来る訳だけれど、人の”想い”というフィルターを通して見られる訳だからこの”雰囲気”には勝てない。・・・とすれば、今時の子どもからすれば見る景色って全然違うのかもしれないなぁ。
で、この表面に見える静かな建物の裏側にはそれぞれの思惑や競争があったり、共存があったり、その辺の歴史も知りたいところ。
・・・さて、今回は表面に見える事よりもその裏側にある事を想像したりすると結構面白いって話しを書こうと思う。
以前、「女性の大学生がキャバクラで働くと不謹慎となるのに、キャバクラ嬢が大学に通っていると努力家だとなる。」という話しを聞いたか見たかで、なるほどなぁ〜と。
言い方の順番や、組み合わせ方によって、印象が変わるって事だけれど、同じような事は結構ある。
誰かが、食べ物や遊びの事ばかりネットに上げると、すげー遊んでいるなとか、時間があっていいねって事になるけれど、どんな事をやっているのかが分かると、良く時間作れるね〜となったりする。
言葉ってそれ単体より、何かと掛け合わさると、、、例えば「大学生」ってだけ言うと、チャラチャラと勉強しないで遊び呆けているという印象を持つ人もいるかもしれない。ところが、”偏差値が高い”☓”大学生”となると「凄い!」とその印象がガラリ変わる。
”まぐろの刺し身”って単体のメニューより、”大間”☓”まぐろの刺身”となった方が「うまそー」ってなる。
思う事は、組み合わせや編集力によって、遊びでも、仕事でも、全く違ったものに聞こえたり、印象がガラっと変わる。つまり、掛け算の時代だなと改めて思うのですよ。
・・・新卒でサラリーマン時代の僕は名刺交換文化をそのまま受け入れていたけれど、自分とは?なんてあまり考えた事がなかったように思う。看板で仕事をしていたっていうのはそういう事だったかと思い知らされるのは転職した超弱小会社に入った時なんだよね。
会社名を言ったってCMやってる訳でもないから、どういう会社で、自分は何をしているかを伝えなければならない。
だから、自分で自分をどう売り込むか?どう商品やサービスに差別化すべきコンテンツを加えていくかってのが勝負になるもんだから、まぁそれなりに考える事になる。
話しはちょっと脱線するってか、こっちの話しを本来したかったんだけれど、保育の仕事をしていると子どもを見る力も大人によってはどこかレッテルというか、「フィルター」をかけて観てしまう事は否めないなぁと思う事が良くある。
だから、保育をしている大人ほど、あえて自分からレッテルを貼る名刺交換文化とか、偏光レンズをかけてしまう体裁や美栄とかメディア評などの裏側を日頃から自然に見られるよう訓練をしておく事が特に求められると思うわけですよ。
何しているの?と聞かれ、保育士ですっていうんじゃなく、◯◯をやる為に保育士として働いているとか、今は保育士だけれど、現場で心理的ケアが必要な方が多い事を知ったので、将来メンタルヘルスケアを勉強し、保育に活かしたいとか。
やっぱりさ、2足の草鞋を履いてるような事をすると、真面目に取り組め的な印象って持たれるけれど、保育業界にいる大人は2足どころか10足履く位の勢いが必要だよなと思う。
まっ、1足の草鞋じゃ編集できんもんねw
「家に帰って風呂に入ろうと思ったら血だらけでさ、娘の自傷行為が続いているんだよね。今も引きこもりでさぁ。」
かれこれ30年以上付き合いのある方から初めて聞かされた。
誰もが一度は死にたいと思った事があるだろうし、多感だった頃なら尚更だろうし、僕自身もそう思った事は一度や二度じゃなかった。
興味本意でもし、そんな事をしたら痛いよな?楽になれるかな?と思ったし、”死”って何だろうとも考えたけれど、いつの間にやら、日々駆け抜けるワイガヤという”ノルマ”で考えなくなった。
生きる目的の見つけ方って何だろうね。
以前、メンタルトレーニング手法のセミナーに足繁く通った事があるんだけれど、そこに来ている人って他の関連イベントなんかで良く会ったりするんだ。まぁさ、相手から見たら僕もそうなんだけれど、暫く通って思ったのは主催者の戦略に何だか乗っかっちゃってるなって。
そういう場に行くとさ、楽しくはある。
でも、自分の存在や社会的な価値や役割とか自分が何がしたいのか分かっていないと、セミナースパイラルに陥っちゃう。
「うわー最高に楽しい!」「明日から頑張る〜」
って思うんだけれど、結局、具体的にやる事が分からないし、他力本願的な考えの方もいるもんだから、また暫くするとセミナーに行ってしまうの繰り返し。
もちろん、素晴らしい方や優秀な方や今でも付き合いがある方も含め良い点が沢山ある事はもちろんなんだけれど、そうしたセミナーから遠ざかっている人って、セミナーに参加する必要が無いわけですよ。
当たり前だけれどw
でね、
話しを戻すと、そうして悩んでいる特に若い方に対してどういう言葉をかけられるのかなって、30年来の方と話しながら思ったんだけれど、結局はセミナーみたいな言葉ってより役割や存在価値を認められる場とか思考を自分自身で見つけられないと結局は◯◯スパイラルに陥るか、今の症状をより重たくさせちゃうんじゃないかって。
だって、一人でこもっている間、本人だって滅茶苦茶考えているだろうから、場当たり的な言葉をかけたって「は?」ってなるよね。
じゃあ、そういう思考を持てるような場やキッカケってどうやったら作れるんだろ?
学校の先生や友達との出会いで作れるのかもしれないし、もちろん学校以外でも作れるのかもしれないけれど、僕はここがいいなって思うところが一つあるんだけれど、変に取られると面倒なのでそれは個別にってところで。
▲IKEA@三郷。初めて通る町並みを眺めながら、流山って結構便利だなとか、駅ごとや路線単位で人の雰囲気が変わるのを見てるだけでも楽しい。
隣接しているららぽーとは何度も行った事があるのに、別の街にあるとイベントも地域のものだったりして、それなりに差別化を図る努力が見え隠れ。ただ、やっぱり、どの店もどこかで見たようなものばかりで消費意欲換気させるには物足りない。
イルミネーション始め集客ツールは結構増えたけれど、お金を落とす仕掛けって実はあまり無いんだなぁ。そう考えると、モノではなく経験や体験にお金を使う時代ってのはとっくに始まっているんだよなと思う。
IKEAはまぁ普通のIKEAですよ。
ただ、安っぽい商品が増えたように思うのは気のせいか?
▲その後は「迫り出す身体」を観に「埼玉県立近代美術館」。
二藤建人さんを始め結構興味深い作品があったな。
美術館ってば久しぶりだったけれど、作品を通じて自分との対話が出来る時間って良いなと改めて思った次第。
▲上野まで20分。ちょっと熱っぽいので、身体を温めるべく久しぶりに共栄で何点かお気に入りをお土産に。
天気も良いし、行った事が無いところへぶらりと行ってみるかと向かった高尾山。
1.5時間の稲荷山コースを選択して登り始めると汗が吹き出てくる程の天候で、半袖で歩かれる方も結構見かけた。なかなかの上り道で最後の階段は結構ハード。登りきった頂上は絶景という訳ではなく、人でごった返していたけれど、良い達成感がある。
頂上には山の自然保護を訴えるビジターセンターがあって、それなりに為になるんだけれど、商魂たくましいとしか言いようが無い◯◯の御札とか◯◯蕎麦だとか、ちょっと興ざめしちゃうよね。
下山はリフトが気持ち良いねー。頂上から30分程歩いた場所にあるリフト乗り場は行列を作っていても、15分もすれば乗れる。
麓についたらオススメは駅と直結している「極楽湯」が最高!お肌すべすべのお湯で、出来たばかりだから綺麗!しかし、昼過ぎに入ったからなのか脱衣所もお風呂も結構混雑。それでも、炭酸湯や露天風呂などを満喫して石臼挽きのざる蕎麦も美味かったわ〜!
これは、朝一で登り始めて9時位(開店は8時)にお風呂入ってビールってのが良いパターンだな。いやいや、調布にある湯守の里まで我慢して行ってからってのもありだな。
悩む〜!!
▲その後は、弘前”ねぷた”祭りをやってる浅草へ。※ねぶた祭りでなく、ねぷた祭り。
山車が来るまで何年かぶりので”光家”。
新しいビルになってから行ってるので、この店も7年か。当時、一緒に働いていた弟さんは独立して、観音裏で小料理店を出されたとか。当時はここまで串かつ店ってなかったよなぁ。
某、上場の串あげ店の様じゃなく、こういう美味しいお店が頑張ってくれているのが嬉しい。
有楽町のヒューマントラストシネマでは上映中に何度か座り直したり、見終わった後でちょっとお尻が痛くなっていたんだけれど、シネマカリテ@新宿は僕にはちょうど合っている椅子でとっても楽ちん。
そんなカリテで観てきた「PK」がとっても、とっても良かったのですよ。
あと何本か観たいのがあるので、どうなるか分からないのだけれど、今のところ一番楽しく映画を見た〜って感じです。
いやぁ〜とっても良かった!
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