前日飲み過ぎの気だるい身体を引きずっての田植え。
最初は浅草のいつものお店で二人で飲み始めたのに、結局人が増えてしまういつものパターン。最近飲み方を変えたので、そこまで酷くないけれど、この酒の残り方だったら10時に復活か。
農作業好きな友達夫婦が迎えに来てくれるので、僕はリアシートでのんびり。
助かります。
コンビニで買い出しして、おにぎりを頬張りながらの道中も空いていて、集合30分前には熊さん宅に到着。
この日は子供も含めて30人位の集団だし、いつもやる田んぼのサイズであれば昼前には終わっちゃうね!の言葉に「いやぁどうかなぁ」と熊さん。
いやいや余裕っしょと思っていたら、なんと広い方を田植えするんだという。
うーむ
まぁ、草刈り、田起こしから収穫祭までと本格的に関わって、3年目ともなれば田んぼの形状もわかってるし、大した事ないさとウェーダーに着替えて田んぼへ向かう。
が、
この日の過酷さったら今までに経験した事が無い程。
照りつける太陽は上からも水面反射もあって下からも容赦ない上にウェーダー着となればまさにサウナの中で田植えしているようなもの。
しかも、田んぼを誰もが思う足首深さを1とすれば余裕で3は突き抜ける深さの熊さん田んぼ。
足が取られる泥の中をちょっと歩くだけで汗が吹き出す。
サングラスなんかもレンズに汗がたまるほど。
ボタボタ・・・
一人で横へ移動しながら20箇所位を植え付けていく。後ろを観たら最後、「えーーーー、まだこんなもの?」と容赦なく絶望感が押し寄せる。
もうね、「ワークショップ」なんて言葉使えない。
囚人です。
↑の写真は水分補給後、倒れ、消えゆく意識の中で「あぁキレイだな」と思いながら撮った。
水分休憩をはさみつつ、終了したのは15:30だったか?時計をみる余裕も、「お疲れ様〜」と他者に声がけする元気も何も残っていない。
まさに疲労困憊の中、農家の熊さんだけが忙しなく動いている姿には怒りを感じる程w
まぁ、こうして愚痴を並べるのは簡単な事なんだけれど、辛かった分、得られた事はとても大きい。
というのも、
その辛さの中でふと思った事は、昔はどうだったか?って。
農業は大変だったから家族総出だったし、それにも限界があるから近所がつながっていったり、辛いからこその収穫祭などのお祭りでの熱狂があったんだろうと思う。
便利で楽ちんな田植え体験も過去にやった事はあったけれど、泥んこになっただけでBBQの延長程度だった。
故に何も心に残っちゃいない。
引きずる足と心に熊さんが「もう一つ田んぼ残ってるんだけれど、やっちゃう?」の言葉に何を返したのか記憶はないけれど、うーん、確かにいつやろう。
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