空いていれば自宅から1時間ほど車で走ったところにあるオソロク倶楽部。
知的あるいは身体障害者の方に就労支援としてピザ屋さんとパン屋さんを運営している。
事前に電話をしたら並ぶかもしれないとの事だったけれど(昼の時間は予約不可)、食べる事が大好きな二人なのでオッシャ!と向かった。大した渋滞も無く11:30頃に到着し、運よくテラス席に案内して頂いた。
木々に囲まれたところに建ち、庭ではたくさんの花やハーブ、野菜が植えてある。蝶が舞い、近所では高校生が太鼓を用いた演技の練習中で、心地よい元気な声、音が聞こえてくる。
そんな場所で彼らが作ったピザを一口食べて思わず二人で顔を見合わせた。
う、、うまい!
お世辞でも何でもなく、生地が秀逸なのだ。口の中に拡がるモッチリした生地の風味はそれだけでも十分にいける味だ。
あっという間に平らげ、二枚目、さらにはパスタまで注文してしまった。
ちなみに、帰りにお土産で買ったパンもこれまた美味い!
帰り道、何でだろうと考えていた事がある。
オーダーがもすんなり通る訳でもないし、時折各テーブルでも間違いがあったりしていた様だけれど、きちんと料理が出てくる。パッパと空いたお皿がさっと片付くわけでないのに、テーブルにお皿が溜まっていくわけでもない。
混雑してくれば席が空いているのに、すんなりと席に通されず、結構待たされる事になる。しかし、席を待つ人達は皆笑顔。
全くストレスを感じる事なく、これほど気持ちが良い対応をして頂ける店は他であまり無い。
障害者という事でバイアスがかかっている事もあるかもしれない。けれども、それを取り除いて分かる事は彼等の心の純真さがお店に溢れている事実。
必ず再訪する!
ところで、彼等が描いた作品を集めた『いんば学舎・オソロク倶楽部 展』が3331で開催される。こちらも是非。
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