プロフェッショナルの井上雄彦を見た。
前回、半分まで見た時はまだ自分の腹に落ちていないというか消化しきれていないというか、簡単に納得しちゃいけないぞとかっていうモヤモヤしたものがあったんだけれど、今回、通しで見て、やっぱりまだハラオチしていないものもあるんだけれど、かなり刺激的なものだった。
ほんと申し訳ないと思いつつ、頭のどこかで自分と相対的に捉えて見るようにしているんだけれど、そうして今回見えてきたものは圧倒的、かつ徹底的なキャラクターへのこだわり。
彼が話していた手におえない事をやるっていうのは、それに通ずるものがあるのかもしれない。
ストーリーや構成に意外性を与え、大きくその作品を高めていくもの、つまり手におえなくするものは人間の魅力だ。
漫画で言えばキャラクターがそうしたものになる。
しかし、CGや漫画、つまり人が作るものを見ていると、一生懸命机やPCに向かって作業している姿がちらついて、どこかで冷静になる部分があった。
もちろん、楽しめる映画や漫画って沢山あるし、全面否定するつもりはないんですけれど・・・。
しかし、「手におえない事をやる」という言葉で、そうしたもの全てが覆された。これぞまさしく、井上雄彦の究極の魅力であり作風なんだろう。
スラムダンクの桜木や赤木を初めとする魅力的なキャラクター。一億冊キャンペーンで全国紙の一面広告では、各紙、異なるキャラクターだけが描かれた。それでも、ファンはキオスクを回って全紙を入手しようとした。
ちなみに僕はそこまでではなかったけれど、それを見た時に「ウワーッ!赤木だ!」と鳥肌が立ったのを覚えている。すでに、スラムダンクという作品でなく、キャラクターが魅力的だったからだ。
・・・とここまで書いて、自分って何だろうと思ってしまった。
「僕はいい人生だと思っていますよ。今死んだとしても。」
こんなことを本当に言える人ってあまり居ない。そう考えると、なんて自分って半端もんなんだろうと思ってしまう。
何だか考えることが色々と出てきて上手く書くことが出来ないな。
ってか自分、文章力ねぇなー。グダグダ。悔しいのでこのままアップしよ。
そうそう、ところで今回通しで見ることが出来たのは「録画していますよ」と申しでてくれた後輩君のお陰。ベッドの上でポータブルプレーヤーを持って観たかったので、わがまま言ってDVDに焼いてもらった。
ありがと。
見ることが出来てほんと良かった。
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