以前、楽天のTBS買収の際に、三木谷さんと対談で出ていらっしゃたのを見た時は、結局この人も何故反対なのか良く分からない事を言う人だなと思っていた。
ただ、一度はこの人の本が読んでみたいと思っていて、そんな折に古本で安く売っているのを見て、こりゃ読まねばと読み始めたんだけれど、良書。
心に響くメッセージがページ一杯に書かれていて、失礼だけれどなかなかの人物だなぁと思わせる方。前の会社の筆頭株主会社にもなられている伊藤忠・・・面白そうな会社だ。
・「君達、本当にオシッコ漏らすぐらいの緊張感を感ずる仕事をしろ」
・「そこのお前、入社してから一体どこでいくら稼いだ?入社してから新しい仕事を一つも作っていないじゃないか!先輩の敷いたレールの上をひたすら毎日走り回るだけで、自分で稼いだ様な顔をするな!」
・感動するから、心に残る。自分の血肉になる。人間の肉体と技術には限界がある。しかし、心には限界がない。
・自分を戒め、恥を知る
・人のため、社会のため、国のためにならない仕事は絶対に繁栄しない
・年齢を重ねてきたら、金の匂いがしなければダメ
・仕事で体は壊れない。実際に体を壊すのは、酒とか麻雀とか、アフターファイブの方
特に仕事に緊張感というのはその通り。生活でもそうだけれど、緊張感を持って生活していると、吸収するべき部分がかなり多く出てくるものだ。
人は仕事で磨かれる | |
丹羽 宇一郎 文藝春秋 2005-02-24 売り上げランキング : 4,067 おすすめ平均 常識のひと 20代、30代のビジネスマンに読んで欲しい本です。 人間力とは なんぞや!! Amazonで詳しく見る by G-Tools |
コメント