▲Def Techが解散というニュース。
恐らくここ数年の間で僕が一番聴いたと思う"My way"。その後も唯一彼等のアルバムだけはレンタルせず購入していた程、好きな曲が多かったのにとても残念。
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▲帯にある「誰もが息をのむ驚愕の・・・」という程、完成度はイマイチという感が否めない内容。しかし・・・
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<<以降ほぼネタバレ>>
医療過誤、いわゆる医療ミス。その当事者となってしまった家族にはやりきれない思いがある。実態は自身良く分からない事も多いけれども、家族の終わりなき辛い戦いは地獄の様な苦しみなんだと思う。
本書は特に酷い例を取り上げているけれど、証拠を握りつぶされるケースもあるのかもしれない。
「結局、第三者にはわからないこと。実際に自分の身に不幸が降りかかってこない限り、理解できない事」
「弁護士や極刑反対論者は相手の立場に立って考えろ!」
未成年殺人事件はじめ、事件によっては極刑を望む世論の声は大きい。
ああ、このままイマイチの内容で終わってしまうのかなぁ、登場人物には誰一人として感情移入できなかったなぁと思っている後半、医療ミスの被害にあった当事者達の悲痛なメッセージに対して主人公が淡々と話す言葉がある。
ここでは書かないけれど、このやり取りを読むだけでも、この本を読む価値はある。
「目には目を、歯に歯はを」で知られるハンムラビ法典の事をふと思いながら、自分が当事者ならばどういう具体的対処を行うのだろうと結構考えた。
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