大丸の食事券を頂いたので、先日、サルバトーレへ行ってきた。
初めてサルバトーレへ行ったのは10年前。
兄貴分的な方から当時、東麻布の場所を指定され、足を運んだ僕を迎えたのは、「ボナセーラ!」という思い切り日本人の方の挨拶。そしてお洒落な雰囲気にお洒落な方々。
「何だか格好つけた店だなぁ」
と違和感を感じつつ、席につくと大きなワイングラスにおもむろにワインが注がれる。どうせワインなんてと口を近づけた時にグラスから香る素晴らしい香り。こ・こ・これがワインなのかー!心が満たされる味といえば良いのか、とても深みのある味わいは、ずっとグラスに口をつけておきたくなる程。
『今まで飲んでいたワインは何だったのだ!』
そして、運ばれてきたピッツァ マルゲリータ。その頃は宅配の味しか知らないし、レストランでピザを頼んだ事なんてない。
「何もこんなお洒落なレストランで」
と運ばれてきた瞬間テーブルに香る甘く濃厚な香り。お腹がグーゥゥゥゥとなり始める。そして、ほおばった時に突き抜ける旨み。きちんとした食材を石釜で焼いたピザとはここまでの味なのか!
その日は注文から会計まで全て兄貴にお世話になってしまって、結局値段も知らないまま再訪し、会計時に慌ててしまった事などサルバトーレには色々な思い出がある。
あれから10年。再び注文したピッツァ マルゲリータは、その時の事を鮮明に思い出させてくれるに十分な味。
この日たまたまだったのか、パスタとリゾットはイマイチだったけれど、生演奏を聴きながらワイワイと楽しい時間が過ごせると思う。
それにしても早く祝杯を上げたい。その時はワインも最高に旨いものになるな。
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