愛用している扇子。外には持ち出さず、会社の机の上にいつも置いてある扇子。
その扇子は、新卒で入った会社を退職する際に、お世話になった方から頂いたもので、当時、生意気に軽口を叩く自分に対しても、温かく、そして厳しく、色々と気にかけて頂いた。
退職する際には何度も面談の時間を設けて頂き、時に怒り、真剣に人生を考えてくれた。
たまに古巣へ行ってバッタリ会うと食事でも行こうと話しにはなるのだけれど、なかなか時間も合わず実現していない。
今日から7月。夏は苦手だ。
でも、暑くなって、頻繁にその扇子で仰ぐようになると、風を受ける度にその人から何かを言われている様で、近々逢いたいなぁと思うんだ。
コメント