ホストである前に人間やろ! 竹書房 2009-10-09 売り上げランキング : 19555 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
先日のRioライブの時に縁あって京都からいらした方から、お礼にとわざわざ送って頂いた本です。袋を開けて取り出した時、正直何でこれを僕に?と思いましたが。。。。
僕ホストじゃないですしww。
さて、実は著者である井上敬一氏は、彼を取り上げていた番組を偶然見ていたので、暫くして、あぁあの彼だと気付きました。
どの世界でも頑張っている奴、実績を作っている奴は凄いと思う。それでも、ホストのイメージはあまり良いものではありませんでした。
それは、昔、地元市川にあったホストクラブがあったんだけれど、早朝出てくるホストと客の醜態が強烈に印象が残っているからかもしれない。
ところが、普通の企業の方が早朝泥酔しても、じゃぁこの業界のヤツはダメだとはならない。
ホストに対する先入観はあまりにも悪く、だからこそ社会的地位も低い。例え稼いでいても、どこかで汚いお金というイメージが付きまとう。
しかし、その厳しい世界にあって、人気を得ていく過程をひも解くととてつもない努力がある事は容易に理解できます。一般の来店客を楽しませ、いかに常連客にするのか?常連客に対して飽きさせる事なく、細かい変化にまで気がついてあげる手法は?アフターフォローは?毎日大酒を飲みどう体調管理をするのか?そして、どうやってお財布の紐を緩めてあげるのか?
そのすべてが学び多い事です。
それでも、これからもホストという職業の社会的位置を上げる事は難しいかもしれません。
ただ、大切な事はそうした世界で、「輝いている」「哲学がある」お店、人がいるという存在だと思う。
そうした光があれば、これから新しくホストになろうと思っている人、今も働いている人が頑張れる。そういう人が増えてくれば、少しずつ認識が変わる。
「お前は、歴史をつくるために生まれてきたんだ!」
人のつながりが大切だという強烈なメッセージ。
歴史の教科書に名前が残る事は難しくても、人に良い影響を与える事で、良い言葉を伝える事で、それは自分がいなくなった後でも一人で歩いていく。そして、その言葉や行動が人々に伝播していき、自分の近しい人を含め人々の心に何かを残していく。
だから今、精一杯良い影響を人々に与えていく。
一度京都に行きたいものです。
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