宋文洲さんのメルマガにあった言葉。
『昔の日本世論は知りませんが、今の日本世論は本当に狭量だと思いました。人のミスと欠点は10倍に拡大してみますが、人の貢献と良さは10倍に縮小してみます。』
故中川昭一さんへの思いを綴った文章での一文だけれど、どうしたって朝青龍の引退がダブっちゃう。
復活を遂げた優勝の日、一目見ようと高砂部屋へ向かった日。近所の人達の掛け声に手をあげながら満面の笑で春日通りから歩いてくるその姿は横綱というより一人の無邪気な少年の様だった。
もちろん、彼と直接話した訳でもないし、友達でも何でも無い。ただ、遠い国から相撲を取りにやってきて、日本人だって不思議に思う慣習の中で横綱の地位になり、相撲を世界に広めてくれている事は本当に有り難いなと思っていた。というより単純にファンの一人なんですがね。
そんな中の暴行事件は、やったんだろうなという疑いを持たれながらも真実を知るのはその当事者達だけ。稽古などでも悪漢ぶりが問題視される事も多かった事もあった「ようだ」けれど、そもそも相撲は格闘技の一つだしなぁ。
品格が無い!と、それこそどっちの品格を言ってるんだか分からない相撲協会やメディアに翻弄され続け、最後まで解雇か引退かという違いでお金がどうだととやかく言うコメンテーターもいる。
『朝青龍という個人』
そして、『相撲協会、メディア、国民、という集団』
世論はメディアの報道の仕方によって大きくその意思を変えてゆく。そりゃ、引退会見での涙は悔し涙にしか見えない。
この国で異端児として生きるのは大変だという事なのかな。
やはり今回の引退は残念だと思うし、何となく虚しさと寂しさを感じたんだけれど、これって海外から相撲界へとやってきた全員が感じる事だと思う。
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ニュージーランドのお爺ちゃんが、夢を叶えるべく単身アメリカのバイクの最高速を競う大会に出るという実話に基づいた映画。米国へ向かう旅の途中、そして大会中に出会う温かい人達。
実話に基づいているから変な着色も無く、スッキリ泣。
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