寝る時につまると本当に辛いので近所の耳鼻科へ。ここは初診だけれど近いのが魅力。情報もほとんど取らず、「石井さーん」と呼ばれ受付へ通される。
「どうなさいましたか?」
初老の院長の温かい言葉が心に響く。
しかし、そのここち良さもつかの間、ふと彼のメモを取る手に目をやると、小刻みに震えている。
カタカタカタ
ん?まさかその手でこの鼻の穴にあんなものやこんなものを入れるのですか?
と思うや否や、クルリと彼がこちらを向く。目もちょっとうつろな感じさえする。そしてスクッと立ちあがる右手には使い慣れた細い棒状の器具がしっかりと握られている。
尖った細い棒に揺れる手はまさに指揮棒の様だ。
その指揮棒の様な器具が穴に入るまでは久しぶりに恐怖を感じた時間。だから、自然と『穴に入るまでは揺れているけれど、穴に入った途端にその震えも収まるんだ。』とその恐怖に打ち勝つべく、信じるというか念じていた。
そして僕の鼻の穴の中ではその指揮棒がさらに波打った。
痛かった~。
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