食べ物でどうしても嫌いというか許せないものがある。
椎茸
そして
蜘蛛
鍋に入っているときのあの偉そうな態度と周りの味と混ざらず自分の味を通す、あの図々しいまでの主張が許せない。容姿も許せない。あの裏のヒダヒダの意味が分からない。じゃあ、キノコ類全てダメかというとそんな事はない。
エノキやシメジの謙虚さが愛おしい。
全ての味にきちんと調和して、そう、協調性がある。姿もちょっと可愛らしい。なんていうか、一生懸命なんだなとさえ感じる事がある。
とにかく椎茸が嫌いなのだ。
友達宅でホームパーティをやる時も椎茸が出る事は無い。
夜、裏美の暴年会で浅草の和(なごみ)へ行くと、かずちゃんから石井さんは椎茸は嫌いだけれど、シメジはどうなんだと鍋の材料でちょっとした議論になったと言われた。
椎茸以外なら何を入れても大丈夫だと答えた時、周りから「全く我儘なんだから~」と言われた。
もしかして、椎茸が人間になったら自分みたいになるのかもしれない。
気をつけよう、そして、これからはちょっと頑張って食べてみようと思った。
生産者の皆さん今までごめんなさい。
そうそう、蜘蛛が嫌いな理由を言っていない。
気持ち悪いからだ。
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