日本の教育で作られた知財は

日本でまず支持率を上げるにはリーダーシップを発揮するより謙虚さを全面に出した方がいいのかもしれない。

俺なら出来るというような雰囲気を持って臨んだ前のお二方がダメだったから、謙虚で泥臭く、庶民的な部分を見せている野田さんには何はともあれ応援してみようよ、様子を見てみようよってな国民の親しみにも似た雰囲気を感じる。

民放でインタビューの結果、野田さんを支持する理由として『人柄が良さそうだから』と報じていたが、一理あるように思える。

とは言っても、一国の首相を人柄で評価している様な悪意に満ちた報道レベルもいかがなものかと思うけれど、結構そんなものなのかなと思う。

 

とにもかくにも、国民が民主党を支持した結果、日本のリーダーは野田さんになった。

元気の無い日本、資源が無いこの国が発展する為に大切なもの、そして守るべきものは技術、そして知財だと思う。

世界から比べても、日本の知財戦略は稚拙だと言わざるを得ない。しかし、戦略なき日本の周りでは、中国と米国が結託し、日本が世界に誇るアニメや音楽、それこそ新幹線を作る技術など、どんどん流出しているのが現実だ。

sony、そしてボクが関わった○×商事の音楽配信事業の前に大きく立ちはだかったのは著作権。発想も手掛けたのも早かったけれど、圧倒的シェアを占めたのはiTunesだった。
アイデアがあっても、実行しようとすると必ず国内から邪魔が入り、その手続きにすったもんだしている間に外国からどんどんサービスが入ってくる。

 

日本全国全ての企業、そして個人が持つ技術や知財をどう守るのか？そして、その知財を大きく開花させる為にはどうするのか？

復興、財政、成長戦略と同様、特許を始めとする知財戦略、そして著作権法はもはや国、そして国民の課題と言っても過言ではないと思う。

そしてもう一つは子供。

少子高齢化を食い止め、人口減を防がない事には長い目で見た時の経済復興は無い。