成功する子 失敗する子――何が「その後の人生」を決めるのか | |
ポール・タフ Paul Tough 高山真由美 英治出版 2013-12-19 売り上げランキング : 2905 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
保育の世界で皆が考えなければならない事は、未来からの逆算だ。これからどういう時代になり、そのために必要になるスキルが何か?を考える事は僕らの業界ではとても大切だと思う。
中でも、不透明かつ不変速でくる様々な事柄、例えば人と出会うにしても、今まで北海道や福岡といった国内の出会いが、海外に拡がってくるだろうし、国内市場が縮小していく事が確実になってきている今、家族と海外に出る機会も増える。
人の文化も異なれば、生活環境も異なり、異文化交流も増え、環境や技術もどんどん変化していく中、一番大切なスキルは変化に対応する「多様性」だと思う。
本書では僕が本来求めていたテクニック的なものを書いているというより、何が必要かといった大局論がメインだったけれども、事例もふんだにあり改めて考えさせられるものだった。
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暗殺教室 5 (ジャンプコミックスDIGITAL) | |
松井優征 集英社 2013-07-04 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
不気味なタイトルにミスマッチな表紙デザインがかえって気持ちが悪いけれど、結構ちゃんと描かれた漫画だけれど、内容は結構深いものがある。
先生の弱点がようやく見つかったか?というところで終わるのだけれど、僕としては間延び感も出てきたので、教師と生徒達の複雑な愛情をもうちょっと深化させてもらいたいところ。
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たった1日でチームを大変革する会議 | |
永井祐介 サンマーク出版 2012-04-04 売り上げランキング : 105876 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ファシリテーターの存在が大切なんじゃんと錯覚してしまうけれど、ここに書かれているルールを社内で徹底する事によって多くの事が改善していくはず。
「どのようにすれば〜か?」
これだけでも社内コミュニケーションは随分変わる。
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キレイゴトぬきの農業論 (新潮新書) | |
久松 達央 新潮社 2013-09-14 売り上げランキング : 914 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
食品や農業をしている友人、知人もいたり、保育園やっている関係上、多少なり食の事は知っておかなければならない。
浅はかな知識や情報しか無いけれど、常々農業は深いなと思う。それは、農業=食という人として無くてはならない事を考えた時、地球を意識せざるを得ないからなんだけれど、それに加えて今の時代や価値観についても考えさせられたのがこの本。
有機、無農薬などの”情報”は別として、自分が食、それに関わる情報とどう向き合うべきか?
一度、この人の話を聞いてみたいな。
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成りあがり | |
矢沢永吉 ぴあ 2013-12-18 売り上げランキング : 124 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
何よりもこの人が凄いなぁって思う事は、きちんと過去を線としてつなげていっているところ。しっかりと高い目標を持ち、一歩ずつ確実に前進。
ネットが出てから、すぐにモノが買えたり、仮想で行きたいところへ行けたりしているうちに、頭でっかちになって、何でも簡単にできちゃうって考えは少なからず頭の中にある。
近道なんてない。一歩一歩。
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日本一ハッピーな保育所をめざして | |
増田かおり ラグーナ出版 2012-04-08 売り上げランキング : 223321 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
僕は働く育児父母が「どういう保育をしたいか?」という視点がある。例えば、子どもとずっと接しているなら勉強やケジメ、社会教育などしたいと思うだろうし、人とのコミュニケーションも活発に持たせたいと思うだろうな、、そうした親が子どもと一緒ならやってあげたい事、つまり当たり前の事【+α】を考えている。
待機児童を含め、保育と仕事の両立など、困っている親御さんは沢山いるし、そうした社会的問題を解決する必要もある事は当然だけど、いつも頭にある事は今いる子どもたち、家族にできる事は何か?という事だ。
方向性や実現したいルートが違うが故に勉強になる。
行動力ある女性で、起業したいと思いつつも踏み出せない方には勇気もらえるんじゃないかな。
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交響曲第一番 闇の中の小さな光 (幻冬舎文庫) | |
佐村河内 守 幻冬舎 2013-06-05 売り上げランキング : 31628 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
最近、一気に話題になった方の自伝。ちなみに話題になる前に読んだので複雑な気持ち。
当人がどういう気持でこの本を書いたのか?単純売名行為だとすれば、あまりに読者を愚弄している。読者には本当に耳が聞こえず悩まれている方も居たかもしれない。さらに著者が救われたと書いている児童福祉施設にいる方々はどう感じるのだろう。
もちろん、出版者や担当の方など挙げたらキリがない。
圧倒的迫力で書かれた内容は今はただ気分が悪くなるものでしかないのが本当に残念。
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ベテラン保育園長がたどり着いた 0歳からの幸せ教育 | |
上領 賴康 幻冬舎ルネッサンス 2008-03-25 売り上げランキング : 318564 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
うーん。既に、僕の園ではやっている事が多く、あまり参考にならなかった。
ただ、税金補助を受けているが故に、職務怠慢になり思考停止する方が多いこの業界で、こうした熱意ある方がどんどん増えていく事はとても良いと思う。
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「便利な」保育園が奪う本当はもっと大切なもの | |
長田 安司 幻冬舎ルネッサンス 2013-01-16 売り上げランキング : 9053 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
著者である長田さんは保育というより子どもの事、家族の事を本気で考えている方なんだと思う。しかし、一つ思う事は時代だ。
書かれている事はそうかもしれないけれど、それを貫く事は現代社会では難しい。故に理想論とも囚われかねないし、一部だけかもしれないが、表面だけしか読み取れず「認可外保育園=ダメ」と烙印を押す人が出てしまう事だ。
反証も反論も出来ない部分が多いから、そういう側面もあるよねと思ったり、敢えて批判をしながら読み進めていくと良いと思う。
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ムツゴロウの地球を食べる (文春文庫) | |
畑 正憲 文藝春秋 2011-02-10 売り上げランキング : 153636 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
食べる事って何だろう。命を頂く事って何だろう。
旨いと聞いたら食べログのブックマークをつけて、飲み会の幹事も出来るだけ引き受けて自分のわがままで行きたい店を予約してしまう。
でもそれって、食べる事が大好きといっても飽食という意味であって、食材としてその生い立ちや文化までちゃんと理解して、いや、理解しようともしていなかったのかもしれない。
楽しく読み進められるんだけれど、冒頭で書いたような事を含めて色々な事を考えてしまう一冊で、個人的には非常に深く得るもの多きグルメ本になりました。
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チルドレン (講談社文庫) | |
伊坂 幸太郎 講談社 2007-05-15 売り上げランキング : 7489 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
久しぶりに小説読んだぁ。
レビューも読まず先入観ゼロで読み始めたけれど、あっという間に読み終えてしまった。日常の様で非日常な、どこにでも居そうでどこにも居ないような人々。
何とも言いがたいふわふわした作品。
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