JKSKボランティアプログラム「ふくしまオーガニックコットン」ツアーに参加してきた。
集合場所である早朝の新宿を出発し、立ち寄った友部SAで納豆ドッグの看板に惹かれパクつく。
美味いでもなく、マズイでもない、想像通りの味かな。
さて、今日向かう広野町は街全体が避難準備区域になり、全町民が避難し2011年9月の解除後も帰還率は28%(約5,000人→1,500人)という町。なんと、広野町に宿泊する原発関連作業員2,600名よりも住んでいる人が少ない!
放射能問題から、どう畑を活用するかと考え、それならば口に入れないものを栽培してみようと始まったのが、コットンだったそうな。
同じ日本人なのに、別に当人が悪い訳でもないのに「わざわざ来てくれてありがとうございます」と何度も何度も頭を下げる町長の熱い感謝の言葉に今まで福島に来なかった者として何とも申し訳ない気持になったけれど、明るく元気なボランティアスタッフ、そして総勢20名で作業をしているうち、福島復興と広野の為という気持とはちょっと異なる思いがもたげてくる。
何だろうこの気持ち。。。
ふかふかの畑に一歩足を踏み入れると突然の訪問者に驚いた虫やカエル達が一斉に騒ぎ始める。
約2時間の作業の後、広野町体育館で昼食。
このお弁当、めっちゃくちゃ美味かった〜。
食事を頂きながら27年度に完成を目指す防災緑地計画の話を聞かせて頂いた。
津波対策として堤防、そして道路と多重防御の機能を持たせる工事現場の見学もさせて頂いたけれど、休日という事もあってか静かな現場に工事用車両、そして綺麗な海。
この海が。。。と改めて311の報道やその当時の事を思い出す。
総予算65億円の効力は分からないけれど、町への帰還率100%超になる事で防災緑地効果をより大きく出せるのではないかと思うし、微力ながら知恵も含めて力になれたらいいなと思うな。
ツアーの〆は”かんぽの宿いわき”で一風呂。
予想外に広く大きな浴槽にちょっと驚いた程だけれど、サイトを見たら部屋も綺麗だし、お得な宿泊プランもあるのね。
正直、雑草取りをしている時にもふと思った答えは今でも良く分かっていない。
思いつく全てがその答えかもしれないし、そうでないかもしれないけれど、この辺、ゆっくり考えていきたいな。
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