地元駅前にマンションが立った。
まぁそれはそれで良いのだけれど、1階は案の定コンビニになった。
そして、19時を過ぎた駅ビルのお惣菜屋サンは一斉にタイムセールを始め会社員を始め多くの人が列を作っている。
「150円になります。ありがとうございました。」
特に会話も、売っている人と目も合わせる事もなく、配給食を受け取った人がそうであるようにそれぞれの場所へ吐出されていく。
ふと小さい頃の記憶がよみがえる。
まだ小学校に上がる前にお小遣いで50円をもらった時、何故か魚屋さんに行ってイワシを買いに行った。お小遣いだったのに、何故かイワシを買うという心理は置いといて、その時のやり取りも良く覚えている。
「お使いしているの?○○さんのところから?偉いわねぇ。おまけしてあげる。」
お釣りをもらってイワシをぶら下げて駄菓子屋へ行くと、「お買い物してきたの?凄いねぇ。さっき○○ちゃんが来たよ」なんて声をかけてもらいながらあめ玉なめて帰った記憶。
街には地域コミュニティのハブだらけだった。
値段が安いからとか、そんな事はどうでも良く、いつも声をかけてくれる駄菓子屋のおばあちゃんや魚屋のおばちゃんだったから、50円握りしめてそこで買うなんて気持になったのかもしれない。
でも、社会が成熟してくると、思春期を迎える様にそういう声が邪魔になって、うぜぇなという事になってきて、そういう時にはコンビニやスーパーの存在はかなり有り難い。
でも、社会的の成熟度とか思春期かに関わらず、その地域に住んでいる人は実はコミュニティを持ちたがっているんじゃないかと僕は思う。
地元に飲み友達や仕事の相談が出来る相手がいたら嬉しいし、地域に知り合いが増えれば子育てでも安心だろう。
なんて話しが今月末に参加させて頂く石神井公園の地域イベントの打合せの際にも出たんだけれど、それは昨年も感じた事なんだよね。イベントに参加する人はイベントをキッカケに地域の仲良しを作りたいんじゃないかと。
そんでもって、5月31日のイベントではちょっとオモシロイ事を地域の皆さんとやってみたいと思います。もちろん他エリアの方の参加&お時間ある方&これからのコンビニや量販店は、地域コミュニティのハブという意識+コンシェルジュ的な対応が必要になってくると思ってる方はそういう視点からも楽しめそうです。
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