確か東京で一番綺麗だとか聞いた事がある築地の盆踊りへ。
築地へ向かう日比谷線には浴衣姿の男女が目立つが、やはり歳を重ねた方の浴衣姿は美しい。
こういうのが粋だとか品があるっていう事なのかな。
僕自身も若い頃はそうだったけれど、美の意味を履き違えていたような気がする。これは幼児教育でもそうだけれど、計算が出来るとか、字が読めるとか表面的な認知的スキルばかりを追い求め、やる気がリーダーシップ、社会性など非認知的スキルは後回しになっていく。
定量評価できるものは分かるけれど、定性的なものは抽象的でわかりにくい。
心が綺麗は見えにくいけれど、身体をスリムにして化粧するなら分かる。
「公衆の場で」化粧する行為よりも、「目をパッチリにして綺麗になる」という認知的結果を求めてしまう傾向は美しさを取り違えていると思わざるを得ない。
それにしても、東京が暑いのか、今年が暑いのか。
やぐらを中心に踊り手、そして、その周りをテーブルが囲い、さらにその周りを露天がグルリと囲む。内にも外にも熱気があって、夜になっても涼しくならない外気にちょっと辟易としてしまう程だ。
粋で品があるご婦人達はどうしているだろうか?
確かに、本願寺のライトアップと提灯の明かりは綺麗だけれど、美しいものじゃないな。まぁそれが盆踊りか。。。
築地だし、お寿司でもと思うんだけれど、築地から離れたいと次に向かったのは東日本橋。
日常使いが出来るような古いお寿司屋さんが路地裏にある。
大将の回顧録をBGMに握りを頂きながら、日比谷線で見た浴衣の女性を思いだした。
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