火鍋の思い出

火鍋は、僕にとって思い出の料理。・・・って、別に深い話でも無いんだけれどねという話を。

 

20代の頃、六本木の金魚ってショーパブに入り浸っていて、それで良く終電を逃して六本木で過ごすなんて事がよくあったのね。

金曜の夜に六本木の居酒屋で食べてから22時のステージを見て、荷物を置いてまた別の店に飲みに出て、最終am2時のステージを見てから、朝の焼き肉を食べるとか今では信じられないようなオカシナ事をしていた。

そんな週末を2回程繰り返してたら、一緒に遊んでいた先輩が入院したという、笑えない内容。

何でそんな事をやっていたかというと、当時、姉貴がうつ病になって実家に戻っていた頃で、会社で大きなプロジェクトが動きつつ、家では鬱屈とした重たい空気が漂っていて、逃げ出したいって気持ちも凄くあったし、、、まぁ、ちょっと大変な時期だった。

とまぁ、そんな華やかな遊びの一方で心もお金も浪費して迎えた翌日の土曜日、昼頃に何を食べようかと入ったのが、ゴールデンニラ饅頭っていう恐らく今の際グループのお店。

当時、これほど際グループが大きくなかった頃だったし、そもそもチェーン店ってお店の方が少なかった頃だったから、色んなお店で店員さんとコミュニケーション作りやすかったし、常連さんになりやすかったんだけど、この店もそれは同じ。

確か、もと編集やっていたとかいう女性の店長さん、ノブちゃんって言ったかな、彼女がとってもよくしてくれた。

昼ご飯食べた後、店の中で寝ていってもいいよーとか、どこか自分の家みたいな感覚でいられて、何故か通っていた面々で撮った写真をレジ横に飾っていてくれていたw。

そうやって、客の写真が貼られている店って当時ほとんどなくて、しかも、僕らの写真しかないもんだからちょっと恥ずかしかったので夜に行く事ってあまり無かったけれど、とにもかくにも、そこで初めて食べたのが火鍋なわけですよ。

今でも火鍋を食べると当時の事を思い出して情けなくなったり、でも、それを打ち消してくれるような金魚の臭いや雰囲気、そんな色んな思い出が蘇ってくる。

そんな火鍋で美味いってものを久しぶりに食べた。

薬膳火鍋の天香回味。

美味かったぁ。