ボランティア見習いの様な形で関わらせて頂いたRelightDays。
六本木けやき坂にあったCounterVoidという作品が3.11をキッカケに消灯してから5年。
昨年発足したボランティアコミッティーの力によって3月11日〜13日の3日の間、再点灯する事になった。
六本木ヒルズが出来た時に光り続けていたそれは、まだARTという認識もなかった僕にとっては富の象徴という光にしか見られなかった。そこに表示される数字は資本主義というか、貨幣を表したものにさえ映った様に思う。
その本当の意味はある意味で正しいかもしれないし、ある意味で間違っているかもしれないけれど、何だろうな、作者が伝えたい事そのまま受け取らなくてもいいんだろうな。
レッテルやパッケージにして、分り易くする事で起きている問題は思考の停止だ。
だから、考える事。
その間、自分との対話が始まる。
14日からその作品に光は灯らない。
ただ、それだけの事だ。
しかし、生、そして死について「どうしていくのか?」って事はこれからも考えていく事だし、3.11も自分事として考えて生き続けなければならない。
そのキッカケとしてCounterVoidの再点灯は非常に大きな意味を与えてくれた。
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