ホッピー通りは何故特徴が無いのか

街歩き番組で良く取り上げられる浅草。

行った事は無いんだけれど「まるごとにっぽん」が出来た事で、ホッピー通りには若い人が随分と増えたそうで、良かったじゃんかー、とはいかない。

最近の人って、飲んだり食べたりって事はあまりしないってのは、本当らしくて売上には貢献していないといつも行く店の人はこぼしていた。

天気の良い週末は通りまでテーブルが出たお馴染みのシーンは、ただ歩いているだけで楽しくなる観光名所の一つにもなっているけれど、何年か前には周辺の店から違法だと区役所にクレームが入って改装したり、お店もそれなりの対応はしていたのも、僅かな期間。

今では前よりも席数増えたんじゃないか〜って思いつつ、人が集まるってのは周辺にもそれなりに寄与しているんだろうし、単純に違法だ！とは言えないところはあるよねぇ。

そんなホッピー通りにはいくつかお店があるけれど、店の個性ってあまり無いよなぁって思う人は僕だけじゃないはず。

ホッピーに煮込みにハムカツ、どこへ行っても味の変化はあまり無い。もともとキムチ屋さんだった「和」は韓国料理が食べられるし、クジラを取り扱うようになった「髙橋」っていうのもあるけれど、うーん、他店とそれほど大きな違いは感じられない。

そんでもって、店の作りや流れているテレビ番組、貼っているポスターや提灯まで同じなもんだから、「あの店に行きたい」「あの店の料理が食べたい」とはなりづらい。

しかもそこそこ高いしねｗ

だから結局賑わうのは週末だけで、平日なんてガラガラって事になっちゃう。

まぁ、それでやっていけるんだからいいかって心理もあるだろうけれど、何かにぶら下がったり、連合艦隊式でやっちゃうと、面白い店作りをしようとか、新しいメニューをつくろうって事にはなりにくわけですよ。

人が集まる場所で何をするかってより、何もない場所にこういうやり方で人を呼ぶって発想に切り替えないと、つまらない場所になりかねないって思いつつ「中」を注文した週末でした。