▲土曜の夕方は「シング・ストリート 未来へのうた」。
あの「ONCE ダブリンの街角で」のジョン・カーニー監督だ。
たんたんと、たんたんと、日常という大きなうねりの中で仲間と一緒に、決して派手でなく、根性論のようなものでなく、でも夢を信じて進んで行く世界感が好きで、劇中に流れる歌もベストヒットUSAとかDepeche Modeが好きだった僕にはドンピシャ。
この等身大的日常をグッと濃くしてくれているというか、作品にスパイスを与えてくれている人が沢山いるんだけれど、やっぱりお兄ちゃんが良いんだなぁ。
彼の音楽の評論にいちいちオォ!となって、happysadの感情に悩む主人公に対してコレだ!とサッと曲を聴かせる格好よさにグッときたり。
書いていたらまた観たくなってきた〜
あっ、映画を見る前後にこのサイトを見るとより楽しめると思う。
個人的にはa-haのMVが「えーーーー!」でした。
▲翌日はサンパウロのスラム街を舞台にした実話「ストリート・オーケストラ」。
前日に続きストリートつながりだw
良くある話しっちゃ話しかもしれないし、描き方もちょっと薄い感じがあるんだけれど、実話ってところがそれを埋めてくれる。
シングストリートで暴力を振るう同級生に対し、主人公が「君は暴力だけだ。何も産んでいない。」というシーンがある。この作品では、スラムのギャングに対し音楽で対抗するシーンがある。
華やかなオリンピックの裏側にはブラジルの貧困は現実問題としてあるし、そこで夢を見られず葛藤し、暴力や犯罪を犯す子どもたちがいる。
オリンピックを通じて夢を描ける子どもたちや大人は沢山いるだろう。しかし、そこで生まれた熱量を日々日常の中に継続させていく事もとても大きな課題だと思う。
オリンピックの効果はこれからどのように還元され、子どもたちの夢にどの様につながっていくだろう。
リアルな暴動シーンで主人公と暴動する生徒達の間に出来る壁。そのシーンこそがこの映画一番の力強いメッセージの様に感じた。映画見る前に、webサイトのProduction noteを見ると良いかもです。
・・・二作とも、見終わった時よりもこうしてブログで書いているともう一回見たくなる、後味良い作品。
▲映画の後は友達合流でご飯。
食べてる横を高級外車がガンガン通って、銀座ってのは凄い街だよなぁとか。。。
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