9月のこの連休ってのは、嬉しい方もいるかもしれないけれど、休み過ぎだろーーーって人もいる訳で、僕は後者だった。
ただね、何だか休みらしい事もしたいなと、早起きして映画を4本を立て続けにダラダラと。
まず深夜食堂。
これはさ、テレビを観ていた人からすると、あの短い時間だからいいんだよなぁって思っている人もきっと多いはず!と思っていたんだけれど、実にいい形で裏切られた良い作品だった。ストーリーがきっちり描けるから、よりしっかりして深みが増したというのもあるだろうし、それでいて配役もオダギリジョーを除いてカウンターの常連さんがほとんど出ていたってのも好印象。
深夜食堂ってさ、「香り」があるんだよね〜。
孤独のグルメとかセント酒とかには無い。
ご飯もそうなんだけれど、店の中や人、そして街の香りが映像からにじみ出てくるような感じがする。
でね、作品の中でカレーライスって作品があって、東日本の震災で奥さんを亡くし、でも、奥さんの仏様が見つからない中で必死に生きる男を描いていて。凄く難しい内容なのに、すがってしまう人間の弱さを隠す事なく描いていて共感できる部分が多かったなぁ。
それにしても、復興は未だなのに薄れ行く記憶をこうして作品を通じて思い返させてくれるのは良いよね。
▲その次は、大好きなジョン・カーニーのはじまりのうた。
日本で公開された3本全てが観終わった、また観たいなぁって気持ちにさせてくれるんだけれど、それだけ毎度気持ち良い風が吹き抜けていくような気分になるし、なんたって歌がいいよね〜。
主人公の意志ある表情がアップで終わるパターンの中でこの作品が一番良かった。
クレジットの後に、ほんわか〜ってのも良いね。
911で父親を失った子の成長過程が描かれた作品。311でも仏様が見つからず葬儀をあげた方はいるのだろうなと、深夜食堂のカレーライスを観たからか、そのやるせなさを感じずにはいられなかった。
深夜食堂のカレーライスでも感じたのは、人生において断片を集めていくとか紡いでいく感覚ってとても大切だと思う事だ。
恐らく、そんな事、最初に深夜食堂を観ていなかったらこの3作品のつながりってあまり感じなかったのかもしれないし、一つひとつの映画を感じただけだろうけれど、つながりが見えたからそれだけ一つひとつが深い内容に見えたのかもしえないのだな。
先が分かりやすい娯楽映画って言ってしまえばそれまでだけれど、、、まぁ気軽に観られていいよねw
あぁ、あとはビアウォーズ行ったりしたな。
ジョッキでグビグビ飲むのが好きなのでクラフトビールはほとんど飲まないのだけれど、ここは料理も結構イケてるし楽しいお店なんですわ。
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