真牡蠣を食べに”わくい亭”。
「うわ、美味しい」
笑い声や、注文をやりとりする声、そんな美味い店を作り上げている様々な音がここBGMだと思う。いつ見てもピカピカの厨房、凛とした応対に、ゆるい感じのホールスタッフ。かれこれうん十年、変わらない景色がいつもある。
気分よく駅までの道を歩いていると、「湯」の文字。
飲酒後って事もあったので軽く流す程度だったけれど、気持ち良かったわ〜。と、入れ替わりにさっきお隣で飲んでいた方が入っていったので、わくい×銭湯はローカルルールといっても過言でない位のリラックスコースかもしれんw
時間も早いし、湯冷ましと酔い覚ましにそのまま散歩がてら隅田川を渡って中央区へ。
・・・東京ってほんとになんでもある街だな。
至るところに店があって、会社があって、人が集まっていて、車が走っていて、明るくて。
知人が何人か地方移住した事もあって、暮らしを考える昨今。
東京ってば欲しいものばかりがあって、浪費する環境があって、情報だらけで、そんなところに居たら、いつか抜け殻みたいになっちゃうんじゃないかと思う事があるんだよね。
ミニマリストだって自覚もないけれど、これだけ選択肢がたくさんあって”欲しいもの”が山積しているから、手に入らなければストレスを感じちゃう人も多いかもしれない。山ほど飲食店があって、しかも24時間やっていて、なんでも手に入るのに、すべてお金がかかる。だから、自分で作り出せばいいんだけれど、社会がそういう思考じゃない。
それは個人の問題だってのはその通りなんだけれど、行き過ぎた便利社会や利己主義の場って意心地悪い。
たまたまなのか、わくい亭に来ている方は誰も携帯を見ている方なんていなくて、きちんと会話したり、一人嬉しそうに黙々と料理を食べている方ばかりだった。面倒な情報はなく、BGMは会話で目や耳、そして感じるものはとてもシンプルなものばかり。
わくい亭は東京にあるけれどw、こういうシンプルな環境ってとても気持ちがいい。
とか考えつつ、旨そうなレストランを次回行くぞリストに記録している自分は何なんだかな。
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