食べ歩きが好き。
本当は、知らない街で出会ったネットでチェックもしてない様な店が当たりだった場合。
ガラッと開けて「予約していないんだけれど、入れます?」とカウンターに腰掛け、お店の方にオススメなんかを聞きながらゴクゴク。他の方の会話に耳を傾けながら、街と店との接点を探ったり、自分がこの店を選んだ理由を考えたりしながら、肴をつまむ。
ところが最近では失敗を恐れ、気に入った店や信頼している舌の方の紹介の店ばかり行くようになってしまい、食べ歩きの過程での楽しみが半減している。自分で店の外観を見てエイッ!と入った時の五感が刺激される感覚っていうか、そういうのって、情報が有りすぎるとねぇ。
こういう楽しみ方って、現代美術を観る感覚にも近いのかなと思ったりするんだけれど、マーケティング的観点で考えても結構気づきがあって面白いんじゃないかなって思うんよね。
テレビCMや電車とかの広告とかって、気づいたら随分受け身思考になってるって思う事もあるけれど、あちら側に立ってどういう消費者に見てもらいたいんだろうとか、担当者目線で物事を見るだけで下手なマーケティング本読むより役に立つことってあるんよね。
そんな事をぼんやり考えつつ、いつもの店のカウンター。
うーん、平日の街歩きは面倒だしなww
隣に座った若者は某高級ホテルの車寄せで働くという好青年。
個人的にホテルで最初に出会う人だしさ、滅茶苦茶重要な役割だよな〜だなんて思いながら、この業界も人手不足なのかしらん?とか話しながらの時間を過ごす。
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