渋谷で用事を済ませて、おぉ、そういや知人が表参道でイベントをやっていたと、日曜午後で大混雑の表参道へ。
彼の作品を初めて見た時の事を今でも良く覚えているそれまで見てきた似顔絵は、その人の特徴を捉え、大げさかつコミカルに描いたものや、写実的に捉えたような作品。
本人、または本人を知る人にとっては良いけれど、それって知人レベルの人がうちの猫可愛いでしょーと写真を見せられるようなもので、「へぇ〜」の域を出られないと思っていた。
ところが、彼の作品は表面に見える絵を通じて背景が見えてくる。
だから、知り合いであるとかどうでも良くなるような魅力があるのだな。
次の予定があったので、僅かな滞在だったにも関わらず、とっても気持ち良い気分になって店を後に。
向かった先は錦糸町。
半蔵門線で僅かな時間なのに、人種というか、景色というか、そんなもの一切がガラっと変わって見えるのが面白い。
▲待ち合わせて、某メニューが大人気のイタリア居酒屋、そして、最近出来た某クラフトビールの店と2軒。
どちらも悪くは無いけれど、店は五感で楽しみたい僕にとっては響かないのだなぁ。
何ていうか、楽しくないというかね。
・・・以前連れて行ってもらった福福@小岩。
つまみで頼んだチャーシューがかなりイケいたので、「美味いねぇ」と言いながら頬張っていたら、70を超えても若々しい親父さんがクルっと振り返って「ありがとう!」と。
そこから、そのチャーシューにまつわる話し、街や人の歴史や、店での出来事など色々と話してくれた。
そうこうしているうちに、次から次へとお客さんが入ってくる。
「カニ玉お土産ね」
「あいよ〜」
若手の力士が入って注文。
「大盛りにしなくて大丈夫かい?」
綺麗な暖簾、カウンター、そしてステンレスの光、そして親父さんの笑顔と会話が店に溢れている。
美味いラーメン屋さん、美味いチャーシュー屋さんは星の数ほどあるのかもしれないけれど、こういう事なんですよ!
僕が大好きな店、良い店だと思うのは!
5感を刺激してくれるからこその外食なのだ。
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