▲初めて見たミュージカルはミスサイゴンだった。本田美奈子がミュージカル女優としてデビューしたばかりの頃で、アイドル出身に何が出来るのかとも思ったが、その歌声は本物だと思わせてくれる素晴らしいものだった。
それからミュージカルが好きになり、次に見たのが誰もが知る劇団四季のライオンキング。六本木の金魚にある様な舞台が上下に動くものは見てきたけれど、それとはまた異なる四次元の使い方をしている感があって、見終わってすぐにもう一度見たいと思わせてくれる感動があった。
そして、オペラ座の怪人。歌が素晴らしいこのミュージカルは見れば見るほどはまっていくという話を聞いた事があるが、なるほどそうなのかもしれないと思った。
そんな四季の社長であり、演出家でもある浅利慶太氏のインタビューを聞いた。
Wikipediaによれば、俳優・スタッフを700名抱え、2006年3月期実績での売上が255億。自社ホールを全国に9つを持つ優良企業。
そのインタビューで残ったものをメモ。
・四季のキーワードは「保守と競争」だ。会社としてスタッフを守るが、主演が決まっている事はなく、常にライバルを置き、いつでも配役を変えられるようにしておく。
・スターは作らない。結果、全国どこでも均一の高品質の舞台を提供する事ができる。
・トヨタ、ソニーは便利を売っているが、僕らは喜びを売っている。
浅利氏の手法に賛否両論はあるものの、なかなかの人物なのだと思うと同時に、こうした背景により作られた四季の舞台を改めて見たいと思う。
▲こうしてPCの前に座っている今、外は久しぶりの大雨。
窓をたたきつける雨音も大きく、大丈夫かいなと不安になるほど。
こんな雰囲気ちょっと変えたいなとお気に入りアルバムである葉加瀬太郎を聞きながら、中国酒の中でも好きな、劍南春酒をちびりちびりと飲む。
バイオリンって切ないよなぁ
と思いつつ、このお酒を口元に近づけた時の甘い香がなんとも良い。
切ないねぇー
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