▲こうして文章を書いている時に数十人の事を意識して書いている。あの人に読んでもらいたいとか、こんな事書いたら怒られるかな?等と顔を思い浮かべながら書いていると、なかなか楽しい。
もともとサイトを立ち上げた時は、①自分用DB構築②情報収集力の強化③学生時代の友人とのコミュニケーション強化が目的で、どれがどうとは言えないまでも、自分の生活が変わった事は事実。
さて
著書、「ウェブ進化論」でWEB2.0という言葉を一般的に知らしめた梅田氏の新刊が発売される。
公式サイトには羽生名人の書評が記載されていて、なかなか興味深いものだったので引用。
個人でブログを始める人が爆発的に増えている現象について島宇宙化していくと表現されており、成程と思った。
今までもテクノロジーの進歩が人間の生活様式を変化させることはよくあった。
しかし、それらのほとんどは人間から見れば受け身で他の人々に影響を与えるケースはとても少なかったが、個人が情報を発信し始める行為はとても能動的で世論の形成など今までとは異なったプロセスをきっとこれからたどって行くのだろう。
また、増殖し続ける島宇宙が今後、どのような変化をとげて行くのかとても興味深い。
例えばとてもマイナーな趣味を持った人達がネット等を通じて同好会を作る(一例としては交通標識を愛好する会、たぶん、存在していないと思う)。その交通標識を愛好する会に入会するためにはすべての標識を記憶していなければならず、極めて少人数で外界との接点の全くない同好会へと進んで行くのか、中国の交通標識を愛好する会(これもたぶん無いと思うが)と連携をして万国共通の標識にしようとか、片方にしか無かった解りやすい標識を取り入れようとするなどのコラボレーションのある会へと進んで行くのか。
完全に二色に分類をするのは不可能だろうが、色々な組み合わせを繰り返している内に誰もが予想も出来なかった事が起こるのか、あるいは錬金術のようにある特定の条件をそろえなければ決して何も起こらないのか、興味は尽きない。
両氏の対話の最後のテーマは百年先を変える新しい思想で、どちらかというと今まで置き去りにされて来た思想が改めて何か必要となっているのではないか、そんな気持ちにさせられた。また、それが学問として存在するのではなく、生活をして行く極めて現実的な世界の中でテクノロジーとも不可分の領域の中でどんな方向へと進もうとしているのか、深く考えさせられる一冊だ。
この辺の議論が尽きることは無いだろう。
個である人の暗黙知的知識が外へと発信され、つながり始める。それに対し批判的な意見が飛び交い、擁護する意見も飛び交う。嫌気から仲間同士だけのコミュニティや、さらに外へ出るコミュニティも出来るだろう。
なるほど、島宇宙とは良い表現。そして、それこそがまさしくWEB2.0なんだろう。
▲夜はお客さんの忘年会へ。150名近くの方々が集まっていらっしゃって、懐かしい方とも再会。
しかし、せっかくこれだけの人が集まっているのに途中のイベントがビンゴだけってのも少々残念。
平均年齢も若く遊びのある会社だからこその企画があっても良いだろうし、そうした一つ一つの積み重ねが仕事へとつながっていくんじゃないかと。
ちなみに1等賞はWii、2等賞はSP3。うーむ、こんな所でも人気に差がつけられていたのが可笑しかったな。
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