通勤電車の中、読んでいる本。ビジョンを徹底的に説いている本で、ビジョナリーカンパニーを読んでいればそれで事足りるけれども、それが、本田、藤沢両氏を初めとする歴代社長の言葉や社内での取組みで綴られているので結構ハラオチする。
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今朝読んだ次のくだりはまさに、ビジョンの大切さとそれを多くの会社の経営陣はいかに認識しているのだろうかという事。加えて、いかにビジョンが浸透した仕組みはどう創るかを考えさせてくれるもの。
- ==<<引用>>==
- 創業者本田氏:「社長なんて偉くも何ともない。課長、部長、包丁、盲腸と同じだ。要するに命令系統をはっきりさせる符丁に過ぎない」
- 五代目社長吉野氏:「今思えば、改革の真意を知る人であれば、誰が社長になってもできる仕事だったと考えています。(略)謙遜ではなく私だからできたと言える事はあまりないと思っています。(略)全員の力を結集する事で成り立っている集団ですから、進むべき方向に照準が定まっていれば、大抵の事は何とかなるものです。」
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自身、関係する会社のビジョンは手帳に貼り付けてあるので、いつでも取り出して見られる様になっているけれども、都度戒められる事もあるし、迷ったり、悩んだ時は勇気づけられたりもするし、自分の動かしてくれる起爆剤にもなっている。
「手帳貼り付け毎日読み」結構良いです
なんていかにもまっとうな事を言いつつ、新入社員の頃は『なぁに言ってんだか』という事もあって、全く見なかった当時の会社のビジョン(失礼!)。先輩の講和といった機会を人事部から何回か頂いて、好きな事をベラベラと新入社員や入社2年目を前に話す事もあったけれど、その時、ビジョンについてもっと触れていれば良かったなぁ。
組合員の集まりでも良いので、ビール1杯で良いから、呼んでもらえないだろうか(笑)。
ちなみに、組合関係者の方!いつも組合の集まりでこうしたOBの話を聞ける機会って何で無いのかな?と言っているのは私の自己満足達成の為じゃございません・・・ほんと。
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