ボランティアは救済になっているのか？

3年程前からプラン･ジャパンに参加してエジプトに住む男の子の支援をしている。

色んなボランティアがあるけれど、根幹は教育の機会を作っていくことが一番だと思ったからなんだけれども、この本をパラパラとめくりながら、ハッとさせられた事があったので。

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アフリカ救済活動をするU2のボノに対してある経済学者が「君の音楽は素晴らしいけれど、君の経済学は間違っているよ」と。

援助ビジネスの道具にさらされ、そうした事が40年も続いた結果、アフリカ人たちは自分たちの仕事を乞食だと思うようになってしまっているのが現状で、実態は援助物資や金をめぐって結構ひどい事が行われている。

ケニアのエコノミストもこうした救済活動のインタビューで「お願いだから、もうこれ以上、援助しないで下さい。」と話した。

彼は続ける。
「必要なのは援助ではなく、健全な市場経済なのです。私たちを自分の足で立たせて下さい。」

non profitって一瞬、偉いとか思っちゃうけれど、市場原理から考えるとfor profitの考え方が正しいわけで、この辺どう考えるべきなんだろなぁ。

自分がリバタリアンかどうかの明確な意識もないんだけれど、いいも悪いも、深く考えさせられる本です。