お正月休みを利用して日光へ。
天候が心配だったことや渋滞も気になったので、電車で行く事にしたんだけれど、これが大正解。
昼前には東武日光駅を降り食事処で観光センターでもらった情報を元に行動計画を練っているとあっという間に中禅寺湖方面はビッシリと車の列。
最初は事故渋滞か何かかと思ったら、一本道に加え、初詣客の車が駐車場から溢れているんだそう。地図で距離を調べても大した事ないだろうと、まずは東照宮まで徒歩で行く事にしたら、これがなかなか。
国道119号の道中には日光彫や和菓子などのお店があって楽しめる。まっすぐ東照宮の入り口まで歩いて30分程度のゆるい坂道だけれど、程よい運動にもなるんで、車で行ったら、駅に止めて歩いてもいいと思う。
ところが徒歩で行くと、東照宮へ向かう長い階段を歩かなければならない。ただ、ゆっくり上りながら延べ200万人近くの人が完成まで関わったと考えると歴史の重みが感じられる。
歴史は点ではなく線として捉えるべきという事を良く聞くけれど、その捉え方同様どういう気持ちでこの石垣の石一つ一つを運んだんだろうとか思いを馳せるだけでも、こうした歴史的建造物への見方が大きく変わる。
今回は陽明門はもちろん、家光公眠る大猷院(たいゆういん)へも足を運んでみた。
高い杉の木に囲まれ、急な階段を何段も登ると現れる二天門。
東照宮が赤白金という色ならばこちらは黒と金が施されていて、粉雪舞う中で何とも幻想的に存在している。
恥ずかしながら、この日まで知らなかった場所。修学旅行でもここは見なかった場所だけれどもどうしてだろうという位に心奪われる何とも言えない何かがある。今後、日光のお勧めはと聞かれたら是非とも行っておきたい場所のひとつとして挙げるだろう。
周辺の博物館もお勧め。
東照宮から大猷院へ向かう途中にある宝物館には東照宮全体のミニチュアや国宝が展示されていて是非とも押さえておきたいところ。
11日までと時間はあまり無いけれど、日光美術館でやっている世界遺産の造形では修復に関わる道具や図面を見る事が出来るんだけれど、建築系の方は多分この辺に疎い僕とはまた違った深い視点で見られて面白いと思う。
さて
東照宮は陰陽師の影響を強く受け、日本の中でももっともと強いパワースポットと言われている。そんな場所へ正月早々訪れたのも何かの縁w。
さぁスタート!
いい正月じゃ。
投稿情報: 最 | 2010年1 月 4日 (月) 14:37