歌舞伎大好き@shosuketnkの誘いを受け、歌舞伎座へ。
実は歌舞伎を見るのも、歌舞伎座に行くのも初めて。
別に立派な装飾が施されている事もなく、どちらかと言えば古びた埃っぽさは否めないものの、華やかさがある。
舞台が始まってから、この日本の伝統演劇に何の魅力があるのだろうとぼんやりと考えていた。
途中休憩時間で館内をうろつくと、お弁当をもちこみ、休憩時間にはそれを通路でほおばる人々。
記念撮影をしたり、お土産を買ったりと建物の中には人々のワクワクしている空気感が立ちこめ、歌舞伎を見に来た事は確かなのに、何というか観賞するというより見物をしているような不思議な感覚は、オペラともミュージカルとも、そして京劇とも違う。
調べてみると、その歴史は1600年頃からだという。
時代と共に、多くの娯楽が登場しその人気にも陰りが見えた時代もあったにも関わらず、今でもこうして多くのファンに愛されている。
正直、ガイドが無ければ何が起きて何をしているのかさえも分からないし、長いやり取りがあると船を漕いでいる方もいらっしゃる。
それでも歌舞伎は愛されている。
その魅力を紐解く事は出来なかったけれど、感じる事は出来たかな。
3年後には新しいビルへと生まれ変わる歌舞伎座。
裏側には商業施設も入った高層ビルが立つものの、劇場部分は今の様相をなるべく維持するんだと。
これも時代の流れ。
設備がよくなって使いやすくもなろうだろうし、より多くの集客できるだろう。そんなメリットを挙げればキリがない。
しかし、建物の至るところに歌舞伎がしみ込んだ歌舞伎座が無くなる事は一つの時代が幕を閉じる事を表す。何とも言えない寂しさを感じているのは僕だけじゃないはずだ。
あっ、もう一つ。
何故か美人が多かったなぁ f(^^;)
日曜日なら、そこにいたのに。w
投稿情報: カトリーヌ・ドルフ | 2010年3 月16日 (火) 23:59