当然ながら登山後は「富士山」という言葉に反応しまくっている。
話や雑誌、TVなどなど、加えて登山やトレッキングなんて言葉を聞いたりするとオッ!てな感じ。
辛かった思いから少しずつ良いところも浮かぶようになってきているんだけれど(笑)、経験に勝るものなしというのが得られたシンプルかつ大きな気付き。
雨降りにガスという条件下で登った富士山は【辛い>楽しい】という思いしか無かった。でも、こうした経験は得ようとしても得られるものじゃない。確かに晴れていればさらに気持ちいい空のもとで楽しい記憶が残ったのかもしれないけれど、それも経験に裏打ちされた感情。
辛くても楽しくても全て実際に登ったんだという経験の上に成り立っている。
登頂するまでの工程なくして見た雲海は心に残っても薄っぺらい想い出になってしまう。これはどのことについても同じだと思うけれど簡単に見られたり得られたりするものに対しての想いはどうしても薄いものになる。。
眼下に広がる景色を見ながら、登ってきた過程やずっと登ってみたいと思ってきた記憶がよみがえる。他で富士山の話を聞いても同じ。
景色とそこに至るまでのストーリが結びつく。
そしてその思いを仲間と一緒に共有する。
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本の中に欲しいものが決まってすぐに買うという新幹線型購買から、欲しいものを購入するまでの様々なことを楽しむ、、、つまり経験を付けてストーリ性を持たせる各駅停車型購買へとシフトが始まっていると書かれている。
モノを購入するにしても、何かを見たりするにしても、全てにおいてストーリー性や経験が結びついていなければ、そこに高いバリューを感じることは難しい。
富士山で多くの方々が手に持つ、金剛杖だって五合目で買って一緒に頂上に登るからこそ価値が生まれる。
今までのモノを買ってみた後、また何かを見た後、そうした結果的な部分にフォーカスをさせるんじゃなく、それらを得るまでのストーリーにフォーカスすることは大切。
どうすれば経験をマネタイズすることができるだろう?
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