実は僕のオヤジギャクに抱腹絶倒な人と環境や飢餓問題の話になった。その中で勧められたこともあり、見ることがなかった”不都合な真実”を観ようと思った。
しかし、近所のビデオ屋さんはホラーやアクションが多く、まさかそういう映画はないだろうと期待せず入ってみたら、、、あった!
しかも、前から見たかったこのドキュメンタリー作品も!
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アフリカにあるビクトリア湖に住む肉食の巨大魚“ナイルパーチ”は、加工されEUや日本に輸出されている。
もともとビクトリア湖は様々な生物が暮らす豊かな湖だった。
そこに”誰かが”、ナイルパーチを持ち込み放ったことから悲劇は始まる。
在来種は全てナイルパーチに食い荒らされ、生態系は大きく変わった。
内紛が絶えない現地の人々の暮らしは困窮を極め、高値で売られるその魚を買えるはずもなく、彼らが口にすることはない。ようやく口にできるのは廃棄される部位のみ。しかし、その部位でさえも揚げるなどされ近隣の街へ運ばれる。
街にはstreet childが溢れ、働くことができない女性は魚を運ぶ為にやってくる飛行機乗組員相手の売春婦となる。
そしてAIDSが拡大する。
しかも、その飛行機はアフリカに来るときには内紛を援助する為の武器輸送として使われる。
「アフリカの子供はクリスマスプレゼントに銃をもらい、EUや日本の子供は食糧がもらえる」
世界の子供を愛しているのに、何をしたらわからないとうつむく男性。
今、こうして暖房を入れた部屋の中で、作品を観終わり、音楽をかけながらお酒を傍らに画面に向き合っているこの時間、そしてこの環境。
平和ボケと言われようと、危機意識がないと言われようと、こうした問題に直面している彼らからしたら、僕は対岸の火事が如く何もしていない人だ。
確かに、今やっているPLANくらいしか具体的な行動はしていない。
何が変わるわけでもない。
しかし、artのことを考えたときに前も書いたように、情報をシェアをしていくことで生まれる力もあるはずだと信じている。
不都合な真実は週末見よう。
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