高校時代に良く通ったもんじゃ焼き屋さん。
扉をガラガラっと空けるとちょこんとある畳半畳もない玄関で靴を脱いだら無造作に敷いてある座布団に座ってジュージューと焼く。人数が多いとジャンケンで焼く順番を決めて自分のものだけ焼くという明朗会計システム。
雨が時折強く降る今日、そのお店の事を思い出した。
久しぶりに乗る京成は人も数える程しかいないのんびりとした雰囲気。市川真間駅には2人しかいなかったんじゃないかな。
10分弱電車に揺られ、店に到着してみると改装したらしく、どこにでもあるようなお店へ変わっていた。
お店に入り当時の面影を探すも、それはどこにも無く、当時おばちゃんと呼んでいた方もすっかりとおばあちゃん。せっかくだし当時の話をふっても「あぁそうなの」と反応は鈍い。
当時500円位だったラーメン丼ぶり一杯のもんじゃは800円。
もはや改装した事で自ら競合ひしめくもんじゃのお店へと降りてきてしまったけれど、味はなかなか良いし値段もあの量でこれなら十分安い。
しかし、僕にとっては他店と何ら変わらない普通のもんじゃ焼き屋さん。先入観が無ければ安くて美味しいお店と言えたんだろうけれど。。。
いずれにしろ、参入障壁低い業界でこれからこの店が勝ち残っていく為にはさらに味を高めるサービスを追求するしかない。
その後は別に何をするからというわけでもなく上野へ移動。
上野で何をするといった目的にfocusしてしまうといいか悪いか、面白いかつまらないかの二択になりがちで、じゃあやめようとかになってしまうけれど、目的を意識せずその道中をただ楽しむってだけでも十分に楽しい。
そのまま上野を過ぎて乗って行ってもいいし、途中で降りたって、もちろん引き返したっていいよね。
上野では当時玩具メーカーの商品開発に携わっていた関係で良く行ったヤマシロヤへ。雨ふりで混雑する店内ではスマホの関連商品が結構な場所を占めていた。スマホ用カバーから恐らくスマホの裏にも貼るようなステッカーの数も充実している。
ヤマシロヤのメイン顧客というと、フロアによって差はあるものの1階部分は10代半ばから30代前半。ほんの数年前にはストラップがメインだったコーナーが全てスマホ関連に変わっているのを見ると単純に時代だとは片づけられないものを感じる。
アーリーマジョリティのアイテムだったスマホも、電車の中でふと見渡せば多くの女性や若い世代がいじっている。これからはデジタルネイティブ層が大人になり、ネットというインフラを最大限に活用するようになる時代になり、ますますそうした光景は当たり前になる。
彼らの為にも今の大人はネットサービスをどんどん活用し、その世界観を理解してあげないと世代ギャップが生じてしまい、共通言語が大きく異なってしまう。
特に予定が無い日曜だったけれど、家に帰ってきてシャワーを浴びてシャンパンとフルーツと会話がとても心地良い素敵な日曜になった。
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