二日酔いのはずなのに元気だ〜!の最終日。
山田別荘の内風呂に入り朝食を頂く。
昨日の夕飯も美味かったけれど、ここの朝食もとても丁寧に作られていて美味いんだなぁ。ご飯、味噌汁なんてどれだけ入るんだって位ですよ。
なおさんのところの「ほとりにて」もそうだけれど、部屋にバス・トイレがある訳でもなく、景観が素晴らしいって訳でもない。
ところが、何泊でもしたくなる様な、そんな温かい雰囲気がここにある。
もちろん、引きこもりたいって時は、部屋で完結するホテルが良いんだろうけれど、家族形態が変わり普段一人で居る事の方が多い時代、こうしたコミュニケーションの輪が拡がるような場の方が良いんだろうね。
−−−この日向かったのは鉄輪温泉。あの写真で街中から湯けむりが上がっている街ですよ。
別府のイメージってここの事を言うんだと思っている方は多いんじゃないかな。
私有地だった為に守られた国産の石畳。街の多くを占める他の石はちょいと違うとの事。
こうした煙が街中から上がってる。もっと凄い時があって、街中が煙で囲まれる程になるんだそう。
100度近い源泉を竹のチカラを使って半分位まで温度を下げるって装置。テレビで見たやつ。
昼食は皆で蒸し料理!
最後は大分へ移動して大分トイレンナーレ、OPAMの見学 をして解散。
−−−振り返ってみればあっという間の3日間。
久しぶりの夏休み感も味わえたり、新しい方々との出会いもとても楽しかった。そして何よりも、つなげる為のARTのチカラを考える事が出来た事は大きかった。
僕は直接ARTを仕事にしている訳ではないけれど、これから教育においても地域作りについてもARTを活用するケースは今以上に増えてくる。
なぜなら、ARTこそがシステム化できない人間本来の思考力・創造力を最大限に活かしたものだと思うからだ。
そして、今回はそのARTを使って、またはベースにしてコンテンツ同士を掛け合わせていく事で新しい価値が生まれているのを目の当たりにした。
ツアーやこうしたイベントで盛り上がるキーワードに心地よいストレスってのがあると思っていて、例えば何か作業があるとかね。
今回はこうした事が随所に散りばめられていた。故にそのプチ達成感がコミュニケーションを創りだし、受け身では得られない様な体験につながったんだと思う。
それからもう一つ、これは仏生山温泉の取り組みでも感じた事だけれど、「温泉」ってめちゃくちゃコミュニケーション創造力がある。
南房総の古民家再生プロジェクトで出会った皆とも最初に行ったのはお風呂。
今一緒に仕事している人と良く行くのは銭湯。
こうした裸の付き合いって、話した内容云々でなく、もうそれだけで繋がれる感が凄いある。
まちづくりって色んなところで課題になっているけれど、要は人がつながれる場所が無い、しかも、日常的にってのが無いから困ってる。
昔は家に風呂が無かったから、自然と銭湯がコミュニケーションの場になっていたけれど、今はそれが無い。今でも銭湯行くと思うんだけれど、広尾商店街の銭湯なんてまぁ地元の方々が「こんばんわー」って世間話してんだよね。
もっと銭湯に行く仕掛けを考える事こそが、まちづくりで大切な事なんじゃないかな。
−−−さて、そろそろ〆るとするか。
個人的にもこうした企画は嫌いじゃないし、いくつか今回の事がヒントになるようなプロジェクトも動いている。
まだ上手く整理する事が出来ないけれど、それら自分が関わっているプロジェクトにもヒントになる大きなものが得られたと思う。
ちなみに、彼らとは、今回のツアーがあったからじゃなく、この9月にあるイベントで、また会う事が分かった。
スモールワールドですなぁw
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