▲書店に並んだ時に、「文庫本になったら読ーもおっと!」と思っていたら、先に映画になってしまったので、ある意味仕方なく見た映画だけれど、なかなか深い作品。
夫婦、家族、自分、色々と考えさせられた。自分が逆の立場だったらどうしたろう、記憶を無くしていくその恐怖に耐えられるだろうか。家族や会社にはどう接していったら良いだろう、その時に知人はどう接するんだろうか、近しい人がそうした病に倒れたら自分はどう接するんだろうか・・・。
▲同時にふと頭をよぎった事がある・・・。
話はそれるかもしれないけれども、友人の子供が知的障害を持っているという話を聞いた。その時は正直、何と言っていいのか分からなかった。
彼が言った事は、落ち込んでいるわけでも家庭から笑顔がなくなった訳でもないから大丈夫だと。ただ、言いたいのは、
障害者に対する偏見を持たないで欲しい
って事だと。
少しでも偏見を持った人が減ってくれる事
また、知的障害者に対するイジメが無くなる事
せめて自分の関係する人達からは無くしたいですね
日本人は温かいと言われるが、実際はかなり閉塞的な民族の集団であって、”集団の意見や姿”が「常識」「正論」なんだと誤解しやすい。だから自分の異なる人を偏見の目で見てしまう。そうする事で自分の位置、立場を確認してしまう安心感等の感もあるんだろう。
▲この映画を見てふと頭をよぎった事がある・・・。
そっか、気持ちを理解しようとするのではなく、認めてあげる事ってのも大切なんだなと。そして、親族を含めた周辺の方々の凄まじい努力なくして、その関係は成り立たないんだと。
明日の記憶 | |
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昔の職場で知的障害者の方と、一緒に働いていました。私がその方の担当で、働き方やプライベートのことなどいろいろな話をしました。障害自体は軽度で、ほとんど健常者と変わらないのですが、戸惑ったこともたくさんありました。触れ合わないと分からないことがたくさんあると思います。体験って重要だなと、思った日々でした。
投稿情報: やっさん | 2006年10 月18日 (水) 12:16
やっさん<確かに、自分の周りにそういう人がいないとなかなか理解も出来ないもんね。そういう環境にない場合は、大人が子供に早いうちから、きちんと教えてあげないといけないよね。
投稿情報: dbeer | 2006年10 月19日 (木) 12:16