団塊の世代や自分の親世代の方々の話は「当時は消費期限などなかった」という。
連日報道される消費期限改ざんのニュースを見ながら、確かに法律上の事だから、コンプラに問題ありと言われても仕方ないと思いつつ、一方で僕の中では消費者を守るべき事が結果的にマイナスに働いているんじゃないかと感じ始めている。
ネットワーク「地球村」のサイトでは、飽食の時代とも言われる今、
廃棄食糧は11兆円分(文部科学省資源調査会報告)になり、国内の農水産業の生産額に匹敵しています(2006年3月)
とある。詳しくは分からないけれども、この数値には賞味期限切れで廃棄されているものも含まれているのだと思う。
さて、諸先輩方の話は続く・・・
「賞味期限しかなかった頃は自分達の舌は鼻で判断したものだ」
「どの食材もいつ頃買ったか頭に入っていて、ちょっと日数が経っているものは焼いた方がいいんじゃないかと工夫を凝らしたもんだ」
外圧やら、保身など紆余曲折はあったものの、本来消費者を守るべきものだった表示義務は少しずつ見直し時期に入っている。
さらに、自己責任能力は弱いものを守る上ではとても大切なものだと思うけれども、結局、「常識」「社会性」、さらには「日本人らしさ」を失わせたのでは無いだろうか。
直接的原因ではないし、大げさとも言われるかもしれないけれど、こんな事も、モンスターペアレンツや挙げればキリの無い程の非常識人などを創ってしまった一因にもなっていると思う。
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