先日書いた通り、最近湯島は気になる町です。
ミニ新宿と言いますか、喧騒感の中にちょっと危険な香もあれば、ちょっと文化的イメージも感じる。一歩路地を入れば美味しいぞオーラ漂う店が数多く見られる。
そんな湯島にある素敵なお店に行こうと提灯さんからお誘い頂いた。
湯島 一二一(12月1日OPENの為?)
今はスタッフのオペレーションなどもまとまっていない状況という事で、サービス価格で美味しい料理を食べさせてくれるのだそう。
春日通りから一歩路地へ入った場所にひっそりと佇むそのお店は古い民家を改装し、新しさと古さをきちんと両立させ、ただお洒落というだけに留まらない美しさがある。それがライトアップされているとなれば、直接目にしなくともそのイメージはすぐにイメージできるでしょうか。
今回予約して頂いた席は入り口脇にある鍵のかかっている扉に暗証番号を入力してお店の脇から入り2階にある完全個室のVIP席。
その部屋がVIPと言われる最大の特徴は専用のトイレがあって、誰とも顔を合わせる必要が無く、完全にそこに居る人達だけの空間が保たれるという事(想像ゴゴゴゴゴ・・・)。
ちなみに2階にはVIP席という事ではないですが、あと2つの部屋があり、10名程の団体での利用もできる。
さて、一品目は「鮟肝」。
お酒の香と柚子の酸味が合わさった初めて食べる味付け。口の中では何とも濃厚な旨みが広がり触感も良い。鮟肝も手の加えようでこうにまでなるのかと。
お椀やあんかけといったものになると、ちょっとしょっぱいかもしれないなという味つけもあるんだけれど、その辺を解決すればデザートまで9品で5,000円切るという料金設定はかなり安いとしかいいようが無い。
年内はこの料金設定に加え、オペレーションでばたつくところもあるかもしれないがそれを清清しい若いスタッフが埋めてくれる。料理を作って頂いた千葉さんは32歳でまだまだ多くの可能性を秘めている。
他の料理はもちろんだけれども、炊き込みご飯、最後のデザートは秀逸だった事を考えるとさらに脂が乗ってきた頃にはどんな料理を食べさせてくれるのか楽しみだ。
今回はコース料理をご馳走になりましたが、次回は1階カウンター席でアラカルト(これも驚く安価でした)を楽しみたい。
最後に気になる点をもう一つ、朝8時までの営業という点(年明けからの様です)
近所のお店を考えての時間というけれども、煙草プカプカの若者が薄汚れたスーツを着て食べる姿がどうしても頭に浮かんでしまう。
たとえ、早い時間に来店する良客が美味しいと口コミしても、マイナス口コミがあればブランディングの確立は難しい。それがこのお店の正当評価とならないのであれば、それはとても残念な事です。
とにもかくにも、提灯さんにはお世話になりました。自分では行かない気づかなかったところを教えてくれる。人は価値なりですなぁ~。
TKSです!!
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