新入社員の頃、当時上司や人事部から「日経は読んでおけ」と言われた。
その後、配属された部署は業務としては大切だとは言え、どちらかというと後ろ向きな仕事。人事面談の時、「先輩や上司は日経を読め!と言うけれど、この仕事には全く役に立たない。」と言って、呆れさせた。
ちなみに、その後ろ向きな仕事は、僕にとって一生忘れられない貴重な経験だったんだという事に後になって気づいたんだけれど、いつの頃からだったかな。
そうやって、ある意味不要な知識や情報でもとにかく持っておいた方が良いという考え方になったのは。。。
営業だけやってればいいなんて言葉はどこかへ消え、営業でも財務の知識がなくちゃだめだと書店ではサルでも分かるシリーズを始め、ベストセラーの中には専門分野の本がチラホラと並ぶ様になった。
溢れる情報量、遅れてはいけないと一生懸命情報を取り入れようとインプットはするけれど、アウトプットはあまりしない。
暇つぶしだったゲームは今や、そのために時間を作る事になったり、目的と手段の逆転現象が起きてしまった。
snsは人のコミュニケーションを促進してくれる一端は担ってくれたけれど、ツールであるそれを上手に使う事も付き合う事も出来ず、気づいたらカップヌードルのCMで皮肉られるような人が増えてきた。
素直に面白いCMだけれど、色々と考えさせられるんだよなぁ。
面白い、暇つぶし、といった事だけじゃなく、経験とか、体験、思考がキーワードになっているサービスって、急速に拡がるって訳じゃないけれど、必要不可欠だなって思う。
それにしても、カップヌードルのSURVIVE!シリーズ、個人的に大好きです。
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