DBEER`S DAY

園のイベントでご家族と一緒に田植えにカメラマンとして参加。

泥ん子になって、初めて出会ったり、触ったりする生き物とか見ながら田植えして、一仕事終えたら今さっきまで田植えした田んぼの傍らで昼食を頂く。家族揃ってフードコートでジャンクなもの食べたりするなんてじゃ絶対に得られない体験があって、そんな様子を見ているだけでも気持ちがいいぞ。

今では公立の学校でも農業体験が授業や修学旅行として組み込まれている時代。でも、こうした体験って小さければ小さい方がいいと思うんだよね。出会うものに無垢な状態だからこそ、得られる経験や暗黙知は大きいし、ここに先入観が入ると感じる深さも随分と変わるんじゃないかっていう仮説。

そういや、前日に木更津アウトレットに行ったんだけれど、噂で聞いていた大渋滞なんて無縁のガラガラっぷり。運動会とか行事が重なっていたってのもあるんだろうけれど、ターゲットは家族だけじゃないしね。

今回の田植えで「体験」って本当に価値があるなって思ったんだけれど、ただ、店があるっていう受け身サービスじゃ飽きられるスピードも早い。

 

・・・あぁそうだ、そのアウトレットのついでに立ち寄った木更津の某浜焼き屋が酷かった。今更ながら食べログだけの情報判断はかなり危険が伴う事を再認識した。

 

早起き映画

■東京物語
いやぁ、やられたわ〜。観て良かった。

■ヤクザと憲法
単純に、彼らを美化しようとする意図を感じてしまうんだけれど、観終わった後は日本の姿や国家権力、仕事や生きる事の意味を考える。 

▲防火管理講習なるものを受けてきた。

消防計画作成の為に必要な知識を得る事で、2日連続で朝から夕までみっちり学ぶというか”聞く”。

そりゃ、大事な事ですよ。

ところが、何というか講師の方があまりにもお粗末で、危機感をしっかり持たなくちゃいけないのに、基本的にテキストの棒読みといっても過言でない内容で、やる気が感じられない。だから、参加者全体に危機感が伝わらず、結果、いかに睡魔と戦うかという雰囲気になってしまう。

免許センターを含め資格”事業”の団体というのはほんと無駄が多いから、沢山改革できる事がありそうなんだけれど、進まないんよね。

そういや、民主党の事業仕分けってあったっけな。

▲ 帰り道、今夜は「冷や麦にしよう！」と、つけダレを色々アレンジして頂きます！と食べ始めたら、友達から近所で飲まない？とLINEが入る。

こういう時、①食べ始めちゃったからまたね②食べ残して出かけるの選択肢があると思うんだけれど、久しぶりだし、面白い奴だし、何か楽しくなりそうだという出かける為のポイントが頭に浮かんでしまう。

もちろん、残すなんて出来ないからしっかり食べて・・・。

で、まぁきちんと食べたので、合流した後はひたすら飲み物に専念して、お開きになるんだけれど、その後が問題だ。

視覚にはしっかりと美味そうな料理の映像が残っていて、それでもってちょうど小腹が空いてしまうので、結局一人反省会の場へと出かけてしまい、結果食べ過ぎ、飲み過ぎという最悪のケースになる。

まぁ自己管理問題なんだけれど。

家庭内完結

この週末は朝 2時起きで映画とか観たいリストや本の整理。とりあえず◯時までと決めているのに、次から次へと観たいものが出てきてしまう。

うーん、このまま行くと週末引きこもりになってしまうし、Amazon primeやめた方がいいかな・・・ｗ

 

こんな風に、自分の都合で映画をガンガン見られるなら映画館側のスケジュールに合わせるのは面倒になるし、そうやって自宅で完結するなら食事も酒も自宅で済ませられるし、部屋着でいいならファッションにも興味薄になるし、そうなると、テーマパークや目新しさだけのデパートなんても面倒で、人と出かけるのも面倒になっていく。

人間関係だって、下手すりゃライフウォールみたいなもんで完結できれば自宅が友達一緒のレストランみたいなものになったり、遊び場や仕事場になったり。

まぁね、映画が余暇の全てじゃないけれど、映画鑑賞アンケートなんてと照らし合わせながら考えると面白いかもしんないな。

これから本格的にAmazon Alexaやgoogle homeみたいなIoTの中心になるなんてものが普及してくれば、こうしたレジャーの意識や事業の変化、さらには、場の概念の変化もどんどん加速していくのだな。

その裏側で、こうした自宅内完結は楽ちんだけれど、外にある予測不能な変化が得られないとすると、やはり心身にはあまり良くないだろうし、まぁバランスよくしなければと、そして、それを本気で心がけないといかん。

◼︎シャトーブリアンからの手紙
戦争という現実を改めて思わずにいられない。

◼︎シェフ
食べる事大好き人としては、テンポも良く最高に楽しめる映画。

◼︎31年目の夫婦げんか
向き合う姿勢が大事だよな。

◼︎羅生門
お前は何者だ？と始終問われている様な迫力。

◼︎麒麟の翼 ～劇場版･新参者～
内容はともかく、東野圭吾映画は配役がいいなと思う。

前職で同期だった連中の中からも部長が出るという年齡なのだな。

何をもってかは別としても仕事が出来る奴はどの世界にいても出世するわけだけれど、出世した後というか、仕事の考え方によっては2通りの人生があると思ってる。

少子高齢の中で、将来年金もらって安泰なんて事は無いし、退職金だって分からんって事は、出世ってのはリスクにもなりうる。

横軸を時間にして縦軸を成長にした場合、縦軸をさらにさらに上げていくには？と考えると、オルタナティブな生き方っていうのか、考え方っていうのか、まぁ草鞋は沢山履いていた方が良いって事ですな。

「最近観た映画」

■メットガラ　ドレスをまとった美術館
薄っぺらな内容かと思っていたのだけれど、考えさせられる作品だった。

■リスボンに誘われて
こういうの好きだわー。良かった。

■エルミタージュ美術館 美を守る宮殿
お酒飲んだ後で観た事もあって、開始早々に寝落ち。あっ！と気づいたら終わっていたという・・・。

■100歳の少年と12通の手紙
うん、良いよね。

観たいリストがどんどん溜まっていく。

ようやくシリーズ

ようやく「この世界の片隅で」。

GWの中日の朝一、しかも、かなり長期に渡って上映しているにも関わらずこれだけ混んでいるのも凄いけれど、憲法改正など非常に微妙な時期である事も一因なのかもしれないなぁ。

主人公のほんわかした純粋な性格と人々の強く、凛々し生きる姿、そして戦争が引き起こす環境の激変という対比で、余計に戦争が際立っている。アニメだし映画館で見る必要ないかもと思っていたのは、途中からいやいや、映画館だからこそよけい観て良かったんだという思いに変わった。

それにしても、声優のんは良かった＆テアトル新宿のシートは気持ちいい。

この日「ようやくシリーズ」第二弾、雪村＠藝大美術館。

緻密さと大胆さとが混ざり合った作品の数々に圧倒されて、結構な作品数があったのにあっという間の時間。特に目玉であるポスターにもなっている呂洞賓図は何度か戻って見入ってしまう程で、順路後半にある雪村に影響を受けたという作品との比較もこの展示会の面白いところ。

 

展覧会を観終えて外へ出て、ふと、雪村が生きた時代の混乱期と、その前に観た映画、つまり戦争が引き起こした混乱期。似通った時代の中で、雪村、そして、映画の主人公すずが描いた”絵”が頭の中をグルグルとまわり始める。

すずが描きたかったもの、雪村が描きたかったものは何だろう。

機会があれば、もう一度同じ順序で観て考えてみたい。