日本人の誇り (文春新書) 藤原 正彦 文藝春秋 2011-04-19 売り上げランキング : 123 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
先日、同じ駅で連続して飛び込み自殺が発生した。
日常茶飯事化した自殺に、「あぁまたか・・・」と感覚が麻痺してきている。
日本のGDPは低下の一歩を辿りデフレ不況が続き、失業率も5%を突破し警視庁発表の統計では年間自殺者は3万人を超えている。これは先進国で最も自殺者の多い国となった事を意味している。
そんな中で起きた東北震災・・・。
理由は人それぞれあるし、単純に自殺を否定する事が出来ない程重たい理由も当然ある。
先日lifelinkのイベントに顔出しするにあたり、自殺を食い止める事が出来るのは何だろうとぼんやりと考えていたんだけれど、それは、子供達同様、”誇りや自信、人から必要とされ求められる事”だと思う。
その手段を考えると、直ぐに出来るような事として人の良いところをきちんと誉めてあげる事、そして毎日GOOD&NEWをする事で前向き思考を作るトレーニングをする。
さらに、つながり教育をする事だろう。
教育できないなら自分で全ての事はかならずつながっている事を強く意識する事なら簡単だ。食事の際に自分の口に運ばれるまでの間にどれだけの行程があり、何が犠牲になったんだろうかと考える。ゴミ一つでも、人でも何でもできる。
そして、きちんとした歴史観を持たせ、日本人観を持つ事だ。
WGIP(戦争は全て日本が悪い事なんだと意識に植え付けるプログラム)によって骨抜きにされた意識は根強く、それは意識だけでなく制度さえも作られてしまう程影響が大きい。
郵政改革法案で有名になった米国からの年次改革要望書や中国韓国教科書問題で取り上げられた近隣諸国条項に配慮するが故に学校では決して教えてくれない歴史を知り(特に大東亜戦争以降)、先人たちをきちんと知り理解する土台があるからこそ、自分と国のつながりを意識し、さらに強い意志が生まれるのでないか。
経済事情や家族関係など具体的問題に対しては第三者ができる事は限られてしまうけれど、こうしたちょっとした事で、個人に誇りや自信、そして必要とされている自分を知り、自殺率減少に向けた活動が出来るのではないだろうか。
ちなみにlifelinkの活動内容は知らないので、活動を批判するものでもなんでもない内容。
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